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2018年6月22日(金)
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働く女性向け研修会活発化

2017/09/15
20170914-1admin-image-1505382279.jpg 県内で働く女性は約25万人。労使の違いはあれど、家庭との両立やキャリアアップといった悩みは変わらない。女性活躍推進法が昨年施行されて以降、県内では働く女性同士がさまざまな悩みを共有し、一緒に成長する機会にしようとする研修会や勉強会が活発に開かれている。参加者は交流を通じて刺激を受け、問題解決へのヒントやパワーを得ている。

◇異業種交流で刺激


9月にあった女性経営者クラブとよろず女子会による意見交換会。県内全域から約20人が参加し、グループ討論などで活発に意見を交わした

9月にあった女性経営者クラブとよろず女子会による意見交換会。県内全域から約20人が参加し、グループ討論などで活発に意見を交わした

 県内で働く女性は約25万人。労使の違いはあれど、家庭との両立やキャリアアップといった悩みは変わらない。女性活躍推進法が昨年施行されて以降、県内では働く女性同士がさまざまな悩みを共有し、一緒に成長する機会にしようとする研修会や勉強会が活発に開かれている。参加者は交流を通じて刺激を受け、問題解決へのヒントやパワーを得ている。

■安心感


 県中小企業家同友会の女性会員らは2月、「女性経営者クラブ」を立ち上げた。活動の中心を担う「委員」は、業種や年代もさまざまな15人。会員企業が抱える悩みなどを聞き取って解決への手助けをし、会員の妻らとの勉強会や懇親会を開いている。

 会員企業への聞き取りや懇親会では、人材確保や労務管理など経営面だけでなく、子育てや介護などの家族の悩みにもじっくり耳を傾けた。同友会理事で、クラブ代表を務めるティーディーエス(宮崎市)の田村洋子常務は「最初は心配だったが、女性同士という安心感から気軽に話してくれた」。

 9月には、創業まもない女性経営者らが集まる「よろず女子会」と意見交換会を初開催。「地域活性化のために自分たちができること」をテーマに議論し、名刺交換やお互いの情報提供で盛り上がった。田村さんは「将来は同友会の仲間となり、一緒に宮崎に根付いて経済を活性化できるような経営者になってほしい」とエールを送った。

みやざき女性の活躍推進会議のグループワークで、意見に聞き入る参加者。「皆悩みながら働いているのが分かった」と前向きな感想が聞かれた=7月、延岡市

みやざき女性の活躍推進会議のグループワークで、意見に聞き入る参加者。「皆悩みながら働いているのが分かった」と前向きな感想が聞かれた=7月、延岡市

■アドバイス


 県内企業や団体が2年前に設立した「みやざき女性の活躍推進会議」は7月、延岡市で研修会を開いた。県北の企業で働く女性従業員や経営者など約50人が参加。3グループに分かれ、「職場風土の醸成」「女性のキャリア形成」「ワークライフバランス」をテーマに各社の事例や働く上での悩みについて話し合った。

 このうちキャリア形成のグループでは、保険会社に勤める30代女性が「本来の希望ではない営業の仕事に戸惑っている」と明かした。宮崎市内の支社で約10年間、内勤職場で営業サポートを務めていたが、営業担当の男性社員が減り外勤職場へ配置転換。今年4月からは県北地区の支社へ異動になった。「同じ境遇の人が近くにおらず相談ができない。毎日不安」という。

 同じグループで話を聞いていた島子商店(木城町)の川上幸子社長は、夫の死を機に社長に就任し、悪戦苦闘しながら社員教育や経営改善に努めてきた経緯を紹介。その上で「つらいときこそ前向きに考え、一つ心(しん)の通った自分をつくってみては」とアドバイス。

 この女性は「業種は異なるが、皆悩みながら働いているんだと分かって肩の力が抜けた」と笑顔。部下を抱える立場として「川上さんたちから学んだことをきちんと伝えていきたい」と話していた。
              
(西村公美)

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