みやビズ

2018年1月21日(日)
テクノリポート~県工業技術センター・県食品開発センターの取り組み~

畜産王国みやざきを裏側から支える新技術の開発に向けて

2017/12/12
 「ジュー」と小気味よい音を立てて鉄板の上で焼かれる宮崎牛、フライパンの上で上品にソテーされるブランド豚、豪快に炭火で炙(あぶ)られる地鶏。畜産王国である本県で生産されるさまざまな食肉に、今日も多くの人々が舌鼓を打つ。

県工業技術センター資源環境部


 「ジュー」と小気味よい音を立てて鉄板の上で焼かれる宮崎牛、フライパンの上で上品にソテーされるブランド豚、豪快に炭火で炙(あぶ)られる地鶏。畜産王国である本県で生産されるさまざまな食肉に、今日も多くの人々が舌鼓を打つ。今回のテクノリポートでは食肉生産と切っても切り離せない、しかし消費者に意識される機会が少ない「家畜の骨」に着目。その新たな有効利用の方法を探索する宮崎県工業技術センター(野間純利所長、以下、センター)の研究開発について紹介したい。

【家畜の骨の現状】


家畜の骨(高温で焼成した骨灰の状態)

家畜の骨(高温で焼成した骨灰の状態)

 スーパーの精肉売り場に整然と並ぶパック詰めされた肉。いずれもきれいに処理が施されており、もともとが一頭の牛や豚、一羽の鶏であったことを感じさせる要素はほとんどない。生き物がまるごと肉に変わっているような錯覚すら覚えさせる日常の風景である。しかし現実的な数字を示すと、この場所に並ぶ肉は家畜の体重のおよそ50%分にすぎない。目に触れることのない残る半分、畜産副産物と呼ばれる骨や血液などの部位は、化製事業者等の手によって処理が行われ、有効利用が図られている。骨は家畜の体重の約10%を占め、エキスの抽出などに利用された後、最終的には飼肥料に加工されている。

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