みやビズ

2017年11月19日(日)
テクノリポート~県工業技術センター・県食品開発センターの取り組み~

宮崎キャビアの生産を支えるチョウザメ種苗の供給

2017/11/14

県水産試験場内水面支場


【研究の経緯】

 本県のチョウザメ研究の歴史は、今から34年前の1983(昭和58)年までさかのぼる。当時、日ソ漁業協定の親善の証しとして、ロシア(旧ソ連)から日本にチョウザメの卵(ベステル:オオチョウザメとコチョウザメの交配種)が寄贈され、それがふ化した稚魚の一部(200尾)を水産試験場小林分場(現内水面支場)が受け入れたことが始まりである。

 稚魚を受け入れてから8年後の91年、国内では2例目となる「人工ふ化」に成功した。その後、94年には北米産のシロチョウザメに魚種を変更し、2004年には全国初となる完全養殖(人工ふ化した稚魚を親として卵を採り、稚魚を育成すること)に成功した。このシロチョウザメの完全養殖成功を機に、本県の本格的なチョウザメ養殖がスタートした。

【親魚養成】

支場で飼育しているシロチョウザメ。多い時には1尾から約10万粒を採卵できる

支場で飼育しているシロチョウザメ。多い時には1尾から約10万粒を採卵できる

 魚の親から卵を採り、それを授精させた後にふ化させて稚魚に育てることを「種苗生産」と呼ぶ。種苗生産において状態の良い親を確保することは大変重要なポイントになる。

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