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2018年8月20日(月)
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【キャラクター編】大森淡水「うなレンジャー」

2013/09/17

県産ウナギを全国にPR


 敷地面積7万3000平方メートルの広大な空間にウナギの養殖場や加工場、流通センター、食事どころなどウナギに関する複合施設「うなぎの里」を運営している大森淡水(宮崎市、大森伸昭社長)。同社が県産ウナギをPRすべく、誕生したのが「うなレンジャー」だ。

県産ウナギをPRすべく誕生した「うなレッド」と「うなピンク」

県産ウナギをPRすべく誕生した「うなレッド」と「うなピンク」

 2008年秋、大森社長と同社の野口浩一総務課長(38)が主体となって考案したキャラクター。野口さんの同級生でもある、イラストレーターで絵本作家のはりたつおさん(38)にデザインなどの協力を得た。「3枚目の雰囲気に仕立てて緩さを出しつつ、適度なまじめさもあり、子どもたちに愛着を持ってもらえるようなキャラクターを作りたかった」と、大森社長はうなレンジャーの狙いを明かす。

 日本のウナギを守るため選ばれた戦士という「うなレンジャー」は五つのキャラクター。「うなレッド」は人並みの頭脳が宿るヘルメットと空飛ぶマントが武器で、「うなピンク」はキュートな瞳がチャームポイントの女の子。でも怒らせるとレンジャーの中で一番の怪力になる。「うなグリーン」は眼鏡が特徴で戦うことは苦手だが、発明や謎解きが得意な黒ウナギ。「うなイエロー」は心は優しく力持ち。食いしん坊でカレーが好物。「うなブルー」は、みんなのパワーを集結させる力を持つシラスウナギという設定だ。このほか、汚いものが大好きなばい菌星人で、地球を支配するため、ばい菌星からやってきた悪魔の王様「バイキング」なども存在する。

広洋保育園(宮崎市佐土原町)の園児らに囲まれる「うなレッド」と「うなピンク」(大森淡水提供)

広洋保育園(宮崎市佐土原町)の園児らに囲まれる「うなレッド」と「うなピンク」(大森淡水提供)

 子どもたちにウナギに親しみを持ってもらおうと、絵本「ゆるゆるせんし!うなレンジャー」を2009年から毎年製作。現在5巻まで発行している。毎年、土用の丑の日に県内の幼稚園や保育園をはじめ、児童施設や養護施設、病院などに約600冊を寄贈している。「うなレッド」と「うなピンク」は着ぐるみもあり、イベントでは抱きついたり、握手を求めたりしてくるなど、子どもたちにもキャラクターの存在が確実に浸透してきているという。

 同社が力を入れているのが県産ウナギの普及。「生産量全国第3位の宮崎産ウナギ。知名度は低く、宮崎牛やマンゴーなどのようにメジャーではないけれど、うなレンジャーを通して県産ウナギのおいしさや魅力をPRしていきたい」と野口さん。美郷町南郷区でNPO法人「セーフティー・ライフ&リバー」としてウナギの育成研究施設も開設し、ウナギの生態解明にも挑んでいる同社。ウナギの資源保護につながる取り組みも進めている。

 宮崎産ウナギを全国区へ普及させるためPRを続ける「うなレンジャー」の活躍を見守りたい。

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キーパーソン
 ▽大森淡水相談役 大森仁史さん(2011年12月15日)

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