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2018年12月15日(土)
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【アラカルト編】高千穂シラス(都城市山田町)

2013/09/03

動物と触れあえる憩いの場


 霧島山麓の都城市山田町に、馬などと触れあえる牧場「ふれあいの丘」(敷地面積約4万9500平方メートル)がある。同町産のシラスを原材料にした壁材などを製造している高千穂シラス(都城市山田町、新留昌泰社長)が3年前にオープン。同町出身でもある新留社長(68)が「趣味の乗馬を楽しめる場所に」との思いから始まった牧場は、今では地元との交流の場として次第に地域住民にも浸透してきている。

自然豊かな里山で動物と触れあえる憩いの場「ふれあいの丘」

自然豊かな里山で動物と触れあえる憩いの場「ふれあいの丘」

 同社は1990年代にシラスを使った建材を開発し、横浜市に設けた販売会社で全国向けに販売を続けてきた。長年、地元を離れていた新留社長も古里で暮らしたいとの思いもあり、東京と宮崎を行き来しながらの生活を送っているという。

 「自分の趣味が高じて、気付けばみんなが集える広場ができていた」と新留社長。馬を知人から譲り受け、「せっかくだから一般に開放して多くの人に喜んでもらいたい」と、同園を造った経緯を話す。

 園内の乗馬体験では、初心者から経験者までのさまざまなコースから選ぶことができる。初心者コースは小学生以下は無料、中学生以上500円(5分)、1000円(30分)。「緑や花々に囲まれた自然の中で乗馬の魅力を感じてほしい」と新留社長。餌をあげたり、小屋の掃除をしたりなどの馬の世話を体験することもでき、「心を落ち着かせる効果も高いホースセラピーの機能も期待できる」という。ウサギや犬と戯れることができる「ミニ動物園」もある。

花々や緑に囲まれた園内で乗馬を楽しめる

花々や緑に囲まれた園内で乗馬を楽しめる

 地元の子どもたちも気軽に同園を訪れるようになり、そうめん流しをしたり、里山の散策を満喫。カフェデッキはバーベキューやコンサートイベントなどにも活用できる。春はポピー、夏はヒマワリなど、季節の花々が咲くフラワーガーデンで、四季の移ろいを感じるのもいい。秋に向かうこれからの時期はコスモスが見頃を迎える。

 今後は、園内にある農場でサツマイモやジャガイモなどの植え付けから収穫、試食までを体験できるようになる。リンゴや梨、柿、ビワなども植えており、来年には収穫予定という。

 10月20日にはバーベキューや生ビールの振る舞い、地元ミュージシャンによるステージイベント「第3回シラス祭り」を開催。まもなくビオトープの池も完成予定だ。

 「自分のやりたいことをやっていて、楽しくてしょうがない」と新留社長。一方で、「利用者からの要望もどんどん取り入れていきたい」と話し、現在、飼育スタッフや同園の清掃を担当するボランティアを募集中だ。

 「地域、利用者、みんながワクワク、ハッピーになれる取り組みを続けていきたい」と力を込める。幅広い世代が楽しめるコミュニティーの場として、地域に愛される場所になるよう、新たな構想を常に温めている。

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