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2020年2月24日(月)
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【ロゴマーク編】エポック・ジャパン

2012/10/09

ロゴの編さんに社史詰まる


宮崎市清水町にある「ファミーユ清水ホール」。最大定員20人と小規模で、家族水入らずの時間を過ごすことができる

宮崎市清水町にある「ファミーユ清水ホール」。最大定員20人と小規模で、家族水入らずの時間を過ごすことができる

 葬儀ブランド「家族葬のファミーユ」を全国展開する「エポック・ジャパン」(東京都、高見信光社長)。1日1組の完全貸し切り制で、遺族と故人がゆっくり別れの時間を過ごせる「家族葬」を全国に広めて10年余り。ロゴマークを何度も刷新しながら、「家族の意向をくんだ、家族のための葬儀」というブランドメッセージを発信し続けている。

 同社は2000年創業。葬儀社同士のネットワークが乏しかったことから「全国どこで亡くなっても希望する場所で葬儀をできるようにしたい」との理念で、高見社長が全国の同業者の若手経営者らと立ち上げた。その後、高見社長一人で経営を引き継ぎ、「家族葬」を全国展開してきた。

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 現在のブランドロゴマークの絵柄のデザインは2003年から使われ始めたものだ。マーク下部の五つの濃い紫色の円は「5枚の花びら」や「家族の手」を、薄紫色の上部の円は「見送られる方の魂」を表現しており、「見送られる方の魂がご家族の手によって温かく送り出される様子」(同社)を表しているという。

 実は、同社ロゴマークは創業から5年間、現在のデザインに落ち着くまでに3度変更されてきた。

 創業した2000年は、改革を意味するフランス語で社名の一部である「エポック」と、新たに全国の葬儀社仲間と創設した「全国葬祭ネットワーク」をロゴで強調。ブルーは高見社長の父親が営んでいた宮崎市内の葬儀会社「綜合葬祭みやそう」のコーポレートカラーを選んだ。同ブランド第1号店の「ファミーユ大塚」専用のロゴもピンクで作成。翌年、家族葬の式場を拡大していく中で「家族葬」の言葉を盛り込んだ「家族葬のファミーユ」のロゴを新設した。この時期は同社の進藤浩康取締役いわく、「全国ネットワークづくりにまい進した時代だった」という。

 家族葬が全国展開してからも、他社との差別化を図るためにロゴのキャッチコピーを一部変更。03年時に作成したロゴでは「愛情価格・愛情葬儀」と入れていたが、05年には現在の「お葬式を家族のものに。」に変えた。その05年は同社にとって節目の年となった。高見社長の父親が創業した「綜合葬祭みやそう」を吸収合併し、その後、父親が病で亡くなった。「遺族として葬儀を体験した高見社長自身、家族の時間をできるだけ長く取ってあげたいという気持ちが強まったのではないか」と同社関係者。高見社長の思いも受け、キャッチコピーが変更された。

 同年には、会社名の「エポック・ジャパン」のロゴマークも刷新。フリーダイヤルをロゴデザインに施した。

 12年5月期決算では過去最高益を達成した同社。6月現在、直営・加盟・代理店を含め、式場は全国270ホールに広がり、業界の全国ランキングでは11位に名を連ねる。

 進藤取締役にロゴを変更する予定がないかを尋ねると、「しばらくは変わらないと思いますよ」と笑顔を向けられた。ロゴに掲げた理念「お葬式を家族のもとに。」により近づけるよう、腰を据えて今年から再度社員教育に力を入れていきたいという。

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