みやビズ

2019年10月17日(木)
わが社のスタイル

【CM編】 WASHハウス

2012/06/12

認知度上げること最優先


「WASHハウス」のテレビCMの一場面。童謡に乗せたCMソングや、社名の頭文字「W」を指で表す最後の決めポーズには、緻密に練られた同社の広報戦略があった

「WASHハウス」のテレビCMの一場面。童謡に乗せたCMソングや、社名の頭文字「W」を指で表す最後の決めポーズには、緻密に練られた同社の広報戦略があった

 「たくさん洗えるウオッシュハウス 花粉とダニさん やっつける」。童謡「あめふり」の替え歌に乗せて始まるコインランドリー「WASHハウス」(宮崎市、児玉康孝社長)のテレビCM。最後の決めポーズも含めて、つい覚えてしまうCMの一つだが、どうやら記憶に残すための確かな仕掛けがあるようだ。

 事業開始から10年目にして現在、長崎県をのぞく九州各県に124店舗を展開する同社。国内外で各種特許を取得し、経済界の賞を受けるなどしてきたが、「うちの会社が伸びた理由は、まさに広報戦略にある」と児玉社長は振り返る。

 テレビCMは事業開始2年目から始めた。サラリーマン時代にマーケティングを学んだ社長自ら企画を立案。いくつか仕掛けを盛り込んだ。

 例えば「CMソングは人に浸透しやすい童謡を使う」「15秒CMの中で自社名を3回以上入れる」「映像の中に、ダサいんだけど決めポーズを盛り込む」-。より多くの消費者に親しみを持ってもらうため、これら大企業の手法を積極的に取り入れた。児玉社長自ら童謡集をめくって曲を決め、歌詞も書いた。

 子供がまねすることを意識した最後の決めポーズなどCMの狙いは当たり、数年後には自社のロゴマークを入れた営業車が郊外を走ると子供が歌いながら追いかけてくるように。

「WASHハウス」テレビCMソング
 CMは現在「基本編」と、使い方や季節ごとの利用法を紹介する「用途編」の約10パターン。どのパターンを放送するかは、各県における自社の認知度を調査しながら使い分けている。2011年末にタレントが変わったのを機に現在CMを撮り直し中。数年かけて九州内の地盤を固めたら、CMを携え全国に打って出る計画だ。

 最終的に目指す自社CMの完成形は、現在とは違う「イメージCM」という。

 「例えば日本人はきれい好きなのに、なぜ布団を洗わないのか。TOTOがウオシュレットという文化をじっくり時間をかけてつくり上げたように、布団を洗うという文化を新たにつくりたい」。その夢を達成したとき、思い描く次の段階のCMを流す予定だ。


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