みやビズ

2018年12月12日(水)
就活情報局 教えて先輩

起業家になりたい

2017/05/23

質問者:宮崎産業経営大経営学部2年男子(20)

 将来、ITなどの分野で起業したいと考えています。起業家の人に地方で独立するきっかけやそれまでのキャリア、やりがいなどについて聞きたいです。

回答者:teleporters(日南市)/代表取締役CEO/霜田元毅さん(27)


思い切って学生で挑戦を


「起業のタイミングはリスクの少ない学生時代が一番」と話す霜田元毅CEO

「起業のタイミングはリスクの少ない学生時代が一番」と話す霜田元毅CEO

 私は日向学院高を卒業後、青山学院大社会情報学部でプログラミングや経済学を学び、2社を経て、昨年7月に現在の会社teleporters(日南市)を立ち上げました。

 日南市を創業地に選んだのは、油津商店街の再生などが何かと注目されて盛り上がりを感じたから。可能性のあるところに早い段階で飛び込みたかったし、同市マーケティング専門官の田鹿倫基さんとの出会いが決め手になりました。福岡県なども魅力的な候補でしたが、自分の古里に貢献したい思いがありました。日南市は行政の支援が手厚く、地元のみなさんが応援してくれます。

 現在は長期滞在に特化した宿泊予約サービス「LIVNEY(リブニー)」、企業合宿専門の宿予約サイト「Local Camp」という二つのコンテンツを提供。組織が小さく、営業から市場調査、開発、ホームページデザインまで全て自分でやるので大変ですが、やりがいと表裏一体です。日々アドレナリンが出ている状態で、「これは経営者でなければ味わえない」と思います。

 私の目標は県内発IT企業として初めてのIPO(新規株式公開)を果たすこと。自分が成功することで「地方でもやれる」というモデルケースとなり、県内の若者に夢や刺激を与えたいですね。

 振り返ると、学生の時は明確な志望業種がなく、就職活動は人気ランキングで上位の企業から取りあえず受けていくようなスタンスでした。大手コンサルティング会社の内定をもらいましたが、一方で就活という極めて限られた時間の中で出合った企業で一生働き続けることに違和感を持っていました。

 転機はあるベンチャー企業の説明会。「すばらしい会社で働くのもいいが、すばらしい会社をつくる方がやりがいがある」という話を聞き、ブランドや給与でなく、わくわくする方を選ぶという視点を得ました。大学4年生の時、設立間もない人材系のベンチャー企業にインターン生として入り、毎日午前8時から終電までみっちり働きました。内容が充実していたので、長時間労働は苦にならなかったですね。

 この経験で自分はビジネスを起こしたり、仕組みを作ったりする方が向いていると確信。結局、コンサルティング会社の内定を断り、そのベンチャー企業へ入社し、インターン時期を含めて2年半働きました。次に上司だった人物と生花のネット販売を行う会社を立ち上げ、1年で卒業。新規ビジネスの準備期間として地元の宮崎市にいったん帰郷し、それから起業に至りました。

 質問者へのアドバイスは、実は学生での起業が一番良いということ。年を取るごとにリスクは増えるので、アイデアさえあれば思い切ってやってみるのがいいと思います。仮に失敗したとしても、その努力を評価してくれる会社は絶対あるはず。起業にハードルを感じるなら、興味のある経営者や会社に話を聞きにいったり、実際に手伝わせてもらったりすれば不安も取りのぞけるのではないでしょうか。

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