宮崎でスポーツキャンプの仕事がしたい
質問者:宮崎大教育文化学部3年男子(21)
これまで部活漬けの毎日で、心身ともに鍛えられました。スポーツに関わる仕事を希望しており、特にキャンプなどで宮崎を盛り上げ、支えたいと考えています。回答者:MRTアド(宮崎市)/企画事業部/戸高賢さん(27)
実体験で感性磨いて

「スポーツキャンプは常に新しいコンテンツを模索している」と語る戸高賢さん
内容はキャンプ会場のイベント拠点「ボールパークG」を円滑に運営するため、テントの設営や撤去、工事、出展者管理などワンストップの窓口として対応することです。リース会社、電気工事、看板、ごみ収集などさまざまな業者の人と協力しながら、来場者に心地よく過ごしてもらえる会場づくりに努めます。入り口へスムーズに誘導できるように動線を研究したり、飲食スペースのテーブルクロスをジャイアンツカラーのオレンジで統一したりと、小さなところまでこだわっています。
企画段階では、いろいろなアイデアが出てきます。今年、自分が企画書に盛り込んだのが移動時間を楽しむもの。会場の県総合運動公園は練習ポイントが離れているので、どうしても歩いている時間は退屈になりがちです。その時間を有効活用してもらうためにQRコードを載せたパネルを道中に配置し、スマートフォンで読み取ると選手の画像が手に入る-というような仕組みでした。

「学生時代にいろんな場所に足を運び、感性を磨いてほしい」と話すMRTアド企画事業部の戸高賢さん
スポーツキャンプは常に新しいコンテンツを模索しています。受け入れる自治体や観光協会はもちろん、どのような業界に入ったとしても関わるチャンスはあると思います。私は佐土原高の産業デザイン科を卒業後、秋田公立美術工芸短大、札幌市立大と一貫してデザインを学んできました。兵庫県の農機具メーカーから内定を得ましたが、古里で働きたい思いがあり、帰郷して就職しました。まさかスポーツキャンプの運営に携わるとは思いませんでしたが、企画書や資料作りの際にデザインの知識が役に立つことがあります。どんな経験も無駄にならないと実感しています。
学生時代は実際にいろんな場所に足を運んで、自分の目で見てほしい。そして「すごい」「楽しい」と思ったら、なぜそう感じたのか考えてみる。どのような分野でも実体験を大切にして感性を磨くことは、将来に生きるのではないかと思います。
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