みやビズ

2018年11月14日(水)
就活情報局 教えて先輩

清本鐵工・設計技術部 池優希さん(27)

2015/11/17
「将来、発展途上国で使われる発電設備のすべてを設計したい」と夢を描く池優希さん

新しいモノつくりたい

「将来、発展途上国で使われる発電設備のすべてを設計したい」と夢を描く池優希さん

「将来、発展途上国で使われる発電設備のすべてを設計したい」と夢を描く池優希さん

 日本大の生産工学部で機械工学を専攻し、就職活動では関東地区の大手機械メーカーを中心に回った。はじめは「宮崎では学んだことを生かせないのでは」と考えていたが、清本鐵工の存在を知って認識が変わった。橋や発電設備、産業機械など幅広い製品を提供する同社に「多分野の技術を統合し、何らかの新技術を開発できる可能性がある」と感じ、採用試験を受けた。大手メーカーへの就活も続けたが、「新しいモノをつくりたい。清本鐵工でなら実現できる」と心を決めた。

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 2010年、当時あった「設計職」で入社。火力発電所や原子力発電所に納入する圧力容器などの設計を手掛ける部署に配属された。1、2年目はひたすら研修。会社のマニュアルや原発関係の法規を学んだり、溶接管理技術者などの資格を取ったりと勉強漬けの毎日で、ようやく3年目から設計業務に入った。顧客企業から示された仕様書を基に、自社工場で製品を造るための製作図を作成。4年目からは食品製造機械など異なる分野も手掛けるようになった。

 仕事をする中で、最初に当たった壁は「覚えることが、果てしなく多いこと」。例えば、製品に付ける配管を流れる水量を量る流量計は、どこに付けるべきなのか。管がカーブしている先に付けては正確に量れない。一つの製品を設計するにも、こうした知識の膨大な集積が求められるのだ。

 知識だけが重要なわけではない。腐心するのは「客の満足」と言う。「機能、コスト、機械を使う場所の環境、そして工場での造りやすさなどをトータルで考え、ベストな形で設計しなければいけない」と話す。こうした苦労はあるが、自分で書いた図面が、すぐ近くの工場で形になり、それを見られることに喜びを感じる。

 最近、日本を代表するメーカーから「原発関連のタンク内に固形物が付着するため、内部にスプレーを付け、水を噴射して落とせるよう改良したい」という相談を受けた。スプレーを付けるスペースが極めて限られるなど、いくつもの困難を克服し、ついにこの難題をクリア。相手メーカーを満足させ、自身も大きな達成感を得た。

 この仕事に夢を持っている。「将来、発展途上国で使われる発電設備のすべてを設計したい」と語り、「そのためにエンジニアリング力を高めたい」と夢の実現を誓う。
(小川祐司)

人事担当者から一言

子や孫に誇れる仕事 延岡管理部・採用担当リーダー 鎌田賢治さん

延岡管理部・採用担当リーダー 鎌田賢治さん
 巨大な橋からキャンディー製造機まで鉄を使った多様な製品があり、学生向け説明会では「私たちの知恵と技術でつくれないものはない」と表現しています。この仕事の喜びは自分たちの造ったものを見られること。例えば、長野五輪で使われた白馬ジャンプ台も当社が製作しました。モノづくりは、子や孫に誇れる仕事です。また、幅広い業界と取引があるので、一つの業界の浮き沈みに影響されず安定的に経営できるのも当社の強みです。

 求める人材は鉄と同じように「強い人・粘れる人・やわらかい人」です。失敗してもめげない心、目の前の壁を乗り越えようとする力、常識にとらわれず柔軟な発想ができる力を持った人を必要としています。

 【組織概要・採用実績】
 1937(昭和12)年創業。旭化成と九州電力から受注するメンテナンス業務から事業を興し、旭化成の協力企業として力をつけながら取引先や業容を拡大。メンテナンス事業、製品事業、鋳鋼事業を柱とする総合技術メーカーに成長した。2014年度の売上高は165億円。生産・営業拠点は国内13カ所。関連会社は国内11、中国3、韓国1社。従業員数は435人。15年は大学4、大学院1人が新卒入社。16年は理系、文系合わせて20人を予定。本社は延岡市。

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