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2019年6月17日(月)
就活応援

教えて先輩 産科婦人科医師のやりがいはどんなところ?

2018/01/08
20180116-1PICKH20180108_01008000110900002.jpg 「新しい命が誕生する瞬間に立ち会える喜びです」。宮崎大医学部付属病院産科婦人科の医師として働く藤﨑碧さん(34)=宮崎市在住=は、仕事のやりがいをこう語ります。

質問者:宮崎大宮高1年女子・16歳

 医師を目指しています。専門は小児科を考えていましたが、産科に興味が出てきました。やりがいはどんなところですか。また結婚や出産は仕事に影響しますか。

宮大医学部付属病院産科婦人科医 藤﨑碧さん(34)らアドバイス


命の誕生 立ち会える喜び


■フットワーク軽く

「出産に臨む妊婦さんたちの気持ちに、しっかり寄り添える医師でありたい」と話す藤﨑碧さん=宮崎市・宮崎大医学部付属病院

「出産に臨む妊婦さんたちの気持ちに、しっかり寄り添える医師でありたい」と話す藤﨑碧さん=宮崎市・宮崎大医学部付属病院

 「新しい命が誕生する瞬間に立ち会える喜びです」。宮崎大医学部付属病院産科婦人科の医師として働く藤﨑碧さん(34)=宮崎市在住=は、仕事のやりがいをこう語ります。

 小学生のころ読んだマザーテレサの伝記がきっかけで医師を志した藤﨑さん。「彼女のように、多くの人を救う人になりたい」と思い、宮崎西高から香川大医学部に進学しました。子ども好きで最初は小児科を考えていましたが、福岡県の病院での初期研修を通して、一生を通じて女性の悩みに寄り添う産婦人科医に魅力を感じ、選択。その後、技術向上を目指して、地元でもあり周産期医療体制が整う宮崎大医学部付属病院へ入局しました。

 産婦人科医に必要な要素を問うと、藤﨑さんは「まずはフットワークが軽いこと!」と即答。「妊婦さんそれぞれで出産のタイミングは違います。オンコール(緊急の呼び出し)がかかれば、いつでも病院に駆け付ける瞬発力が必要ですね」。もう一つは「妊婦に寄り添う心」を挙げます。「安心してお産に臨んでもらえるよう、全力でサポートする気持ちも大切」

 県内の産婦人科医平均年齢は48歳で、全国の43歳と比べて高くなっています。医師偏在で出産環境が維持できない地域もある中、若手医師に期待がかかります。藤﨑さんは「産婦人科医は命が誕生する奇跡のような瞬間に立ち会える尊い仕事。オンコールも多くて大変ですが、きっと充実感を味わえると思います」とエールを送ってくれました。

■女性も働きやすく

 実は藤﨑さんは小学生と3歳の子どもを持つ母親で、現在3人目を妊娠中。「夫や両親が育児に協力、職場の上司や同僚もシフトなどに配慮をしてくれています。そのおかげで、大好きな仕事を続けていられます」と周囲への感謝を口にします。育児と仕事の合間を縫って勉強し、今年は産科専門医の資格も取得。着実にキャリアアップを重ねています。

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 勤務時間などに制限もありますが、「出産経験を生かして、妊婦さんたちの抱える悩みや苦しみを、より深く理解し支えていきたいと思っています」と未来を見据えています。

 厚生労働省の調査(2016年12月31日現在)によると、女性の医師数は21.1%と、5人に1人の割合。県内医師数は2754人で、このうち17.2%に当たる474人が女性と、その数は年々増えています。そこで県医師会は15年度から、子どもの預かりや保育園などの送迎を担う「女性医師保育支援サービスモデル事業」を開始。働きやすい環境づくりに努めています。

 同会の荒木早苗常任理事は「女性医師を続けたいという思いを支え、地域全体で活躍を応援していきたい」と話しています。

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