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2018年10月21日(日)
就活応援

教えて先輩 転勤族で良かったこと、つらかったことは?

2017/11/13
 「いろんな人に会えて、いろんな物が見られる。人間関係や視野が広がる」。宮崎労働局日南労働基準監督署で監督・安衛課長を務める束前有一さん(35)=日南市在住、宮崎市出身=は、転勤のメリットをこう説明する。

質問者:宮崎公立大1年女子・19歳

 できれば転勤のない職場に就職したいです。転勤族で良かったこと、つらかったことは?

宮崎労働局日南労働基準監督署 束前有一さん(35)らアドバイス


自分の世界広がり成長


■好奇心旺盛な人お勧め

「転勤で人間関係や視野が広がった。好奇心旺盛な人にはお勧め」と話す束前さん

「転勤で人間関係や視野が広がった。好奇心旺盛な人にはお勧め」と話す束前さん

 「いろんな人に会えて、いろんな物が見られる。人間関係や視野が広がる」。宮崎労働局日南労働基準監督署で監督・安衛課長を務める束前有一さん(35)=日南市在住、宮崎市出身=は、転勤のメリットをこう説明する。

 大分大を卒業後、2005年に厚生労働省へ。群馬県を皮切りに高知、鹿児島、熊本県での勤務を経て、本県に来て3年目。1~4年おきに4回の転勤を経験してきた。

 「労働基準監督官」という専門職の国家公務員。予告なしに企業に立ち入り、長時間労働や残業代未払いといった違法な働かせ方をしていないか調査するなど、働く人の安全や健康を守るのが仕事だ。「各県で産業構造は違う。製造業や建設業、林業、旅館業…。転勤でありとあらゆる業種を見ることができ、勉強になる」と充実感を漂わせる。

 プライベートな時間を利用して、その土地の風土や食べ物、文化を味わえるのも大きな魅力。「行く先々で職場の先輩後輩や地元の人たちと仲良くなり、(異動後の)旅行先も増えた」と、通な楽しみ方も伝授する。

 一方で、転勤に伴う新しい対人関係や生活環境に慣れるまではいつも大変という。初めての土地で、知り合いは誰一人いない。故郷が恋しくなることもあるとか。

 しかし、「きついのは慣れるまでの最初の2、3カ月。どこも『住めば都』で、いつも離れる時は寂しさが募る」。引っ越し作業も苦労の一つで、常に荷物を増やさないことを心掛けているという。

 束前さんは「好奇心旺盛な人には絶対お勧めだが、家族や友だちをはじめ、地元が大好きという人はためらうこともあるかも。ただ、職業能力を伸ばし、成長につながることは間違いない」と断言する。

■故郷の良さ気付くことも

 ヤングJOBサポートみやざきチーフキャリア・カウンセラーの三桝瞳さん(59)は「転勤への考え方は人それぞれで、結婚や子育て、両親の介護といった個々のライフステージによっても変わると思う。ただ、独身の若者はほかの世代に比べて挑戦しやすい」と指摘。その上で、「自分の世界を広げる良い機会。一度、外に出ることで、あらためて故郷の良さに気付くこともある」と語る。

 今後、人材確保のために柔軟な転勤制度を設ける企業も増えるのではと予想し、「就職先を選ぶ際、企業の転勤制度を調べることも大事」と提言した。

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