みやビズ

2018年7月16日(月)
就活応援

教えて先輩 ITなどの分野で起業したい

2017/08/28

宮崎産業経営大経営学部2年男子・20歳

 将来、ITなどの分野で起業したいと考えています。起業家の人に地方で独立するきっかけやそれまでのキャリア、やりがいなどについて聞きたいです。

Teleporters(日南市)代表取締役CEO 霜田 元毅さん(27)アドバイス


アイデアさえあれば起業を


自身の経験を踏まえて起業について話すTeleportersの霜田元毅CEO

自身の経験を踏まえて起業について話すTeleportersの霜田元毅CEO

■大変さとやりがい一体

 私は日向学院高を卒業後、青山学院大社会情報学部でプログラミングや経済学を学び、2社を経て、昨年7月に現在の会社Teleporters(テレポーターズ、日南市)を立ち上げました。

 日南市を創業地に選んだのは、油津商店街の再生など何かと注目されて盛り上がりを感じたから。可能性のあるところに早い段階で飛び込みたかったし、同市マーケティング専門官の田鹿倫基さんとの出会いが決め手になりました。福岡県なども魅力的な候補でしたが、自分の古里に貢献したい思いもありました。同市は行政の支援が手厚く、地元のみなさんが応援してくれます。

 現在は長期滞在に特化した宿泊予約サービス「LIVNEY(リブニー)」、企業合宿専門の予約サイト「LocalCamp(ローカルキャンプ)」という二つのコンテンツを提供。組織が小さく、営業から市場調査、開発、ホームページデザインまで全て自分でやるので大変ですが、やりがいと表裏一体です。日々アドレナリンが出ている状態で、これは経営者でなければ味わえないと思います。

 私の目標は県内発IT企業として初めてのIPO(新規株式公開)を果たすこと。自分が成功することで「地方でもやれる」というモデルケースとなり、県内の若者に夢や刺激を与えたいですね。

■失敗しても努力を評価

 振り返ると、学生の時は明確な志望業種がなく、就職活動は人気ランキングで上位の企業から取りあえず受けていくようなスタンスでした。大手コンサルティング会社の内定をもらいましたが、極めて限られた時間の中で出合った企業でずっと働き続けることに違和感も持っていました。

 転機はあるベンチャー企業の説明会。「素晴らしい会社で働くのもいいが、素晴らしい会社をつくる方がやりがいがある」という話を聞き、ブランドや給与でなく、わくわくする方を選ぶという視点を得ました。大学4年生の時、設立間もない人材系のベンチャー企業にインターン生として入り、社員と同等の業務に従事。企画や営業など幅広く経験し、充実した日々を送ることができました。

 この経験で自分はビジネスを起こしたり、仕組みを作ったりする方が向いていると確信。結局、コンサルティング会社の内定を断り、そのベンチャー企業へ入社し、インターン時期を含めて2年半働きました。次に上司だった人物と生花のネット販売を行う会社を立ち上げ、1年で卒業。新規ビジネスの準備期間として地元の宮崎市にいったん帰郷し、それから起業に至りました。

 質問者へのアドバイスは、実は学生での起業が一番良いということ。年を取るごとにリスクは増えるので、アイデアさえあれば思い切ってやってみるのがいいと思います。仮に失敗したとしても、その努力を評価してくれる会社は絶対あるはず。起業にハードルを感じるなら、興味のある経営者や会社に話を聞きにいったり、実際に手伝わせてもらったりすれば不安も和らぐのではないでしょうか。

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