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2018年9月25日(火)
オシネタ

PBの消火器が人気 武田ポンプ店

2017/11/15
消防関連事業を手掛ける武田ポンプ店がプライベートブランド(PB)商品として開発した消火器が、4月の発売から半年余りで1000本を売るヒットとなっている。容器の色が艶(つや)やかで、きらめくキャンディーレッド。ラベルには県のシンボルキャラクター「みやざき犬」を採用した。濵崎社長は「本県の魅力アップの一助になれば」と話している。

高級スポーツカーと同じ「赤」


容器の色にこだわった消火器を考案した、武田ポンプ店の濵崎幸夫社長

容器の色にこだわった消火器を考案した、武田ポンプ店の濵崎幸夫社長

 消防関連事業を手掛ける武田ポンプ店(宮崎市、濵崎幸夫社長)がプライベートブランド(PB)商品として開発した消火器が、4月の発売から半年余りで1000本を売るヒットとなっている。容器の色が艶(つや)やかで、きらめくキャンディーレッド。ラベルには県のシンボルキャラクター「みやざき犬」を採用した。濵崎社長は「本県の魅力アップの一助になれば」と話している。

雰囲気にマッチ


 消火器にはホースの長さやラベル表示など細かな規格がある。容器の色も「赤」と定められ、独自性を出すのが極めて難しい商品と言える。一方で、使用期限は実質10年と更新サイクルが長く、市場の流動性に乏しい。加えて、人口減少によって市場の縮小も予想されるなどビジネス環境は厳しい。

 そのような中、濵崎社長は消火器の設置先となるホテルやマンションなどのデザイン性が高まっている点に着目。「10年間も置くのなら、建物の雰囲気にマッチしたおしゃれな消火器を作れないか」と考えた。

 大手メーカーで、塗装技術に定評のあるモリタ宮田工業(東京)に製造を委託。同社の消火器「アルテシモ」はアルミ素材でできており、メタリックカラーの塗装が可能なことから「イタリアの高級スポーツカーメーカーの車と同じ色で」と特別に注文。深みのある上品な色の消火器が完成した。

パワー呼び込む色


武田ポンプ店が販売しているプライベートブランドの消火器

武田ポンプ店が販売しているプライベートブランドの消火器

 重さ3.9キロと鉄製の従来品より2割軽く、女性や高齢者でも扱いやすい。アルミ製なのでサビに強い点でも優れている。PB商品は塗装に手間がかかっているが、値段は従来品と同額に抑えた。

 販売エリアは県内のみ。出来栄えの素晴らしさに大手ネット通販会社から出品依頼があったが、濵崎社長は「宮崎に来ないと手に入らない商品にしたい」と断った。

 国内工場で製造しており、品質には自信あり。そのため日本製品への信頼が高いアジアなど海外への展開も見据える。容器の色は継続的に改良しており、濵崎社長は「風水で赤はパワーを呼び込む色。中国などで好まれる。企画次第で海外へ販路が広がるかもしれない」と展望している。

 PB消火器はオープン価格。問い合わせは武田ポンプ店電話0985(26)2111。
(久保野剛)

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