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2018年7月16日(月)
オシネタ

「青島ホステル」注目の新宿泊施設

2017/11/08

 宿泊施設「青島フィッシャーマンズ ビーチサイド ホステル&スパ(青島ホステル)」が1日、宮崎市青島3丁目にオープンした。格安な宿泊料と天然温泉、そして青島沖取れの魚介類を提供するレストランを目玉に据える。訪日外国人旅行客が増加する中、青島の新たな観光の顔として集客に期待が高まっている。

食ブランド化し魅力発信


1泊9960円の部屋代で宿泊できる定員4人の個室

1泊9960円の部屋代で宿泊できる定員4人の個室

 宿泊施設「青島フィッシャーマンズ ビーチサイド ホステル&スパ(青島ホステル)」が1日、宮崎市青島3丁目にオープンした。格安な宿泊料と天然温泉、そして青島沖取れの魚介類を提供するレストランを目玉に据える。訪日外国人旅行客が増加する中、青島の新たな観光の顔として集客に期待が高まっている。

気軽に女子会、スポーツ合宿


 青島ホステルは、建設・不動産業のマエムラ(宮崎市、前村幸夫社長)が老舗の旧青島観光ホテル跡地に建設。木造2階建てのコテージ型の宿泊棟5棟とレストラン棟、温泉施設棟で構成し、建材はすべて飫肥杉を使用する。

 客室は個室81室(定員4人)と大部屋のドミトリー(16人)が2室。個室が1室9960円からで家族4人で1万円以内で泊まれるような料金設定となっている。ドミトリーは1泊1人1980~2500円。個室は2段ベッド2台、シャワー室、トイレ、洗面台を設置し、ワンルームマンションのような間取り。ドミトリーは女性専用室と一般向けの2室。2室共用のキッチン付きの食堂とトイレがあるため、長期滞在者も食費などの負担を減らすことができる。

スポーツ合宿などの利用が見込まれる16人の大部屋のドミトリー。日南市の家具製造会社に特注した飫肥杉の2段ベッドが並ぶ

スポーツ合宿などの利用が見込まれる16人の大部屋のドミトリー。日南市の家具製造会社に特注した飫肥杉の2段ベッドが並ぶ

 建具は日南家具工芸社(日南市)が製作しており、「投資がすべて地元に還元できるようにした」(前村社長)。

 前村社長は当初、宮崎大医学部付属病院に子どもが長期入院している家族や、リュックサック一つで旅する外国人バックパッカーや学生などの利用を想定していた。しかし、スポーツ合宿や女子会で宿泊したいという問い合わせもあり、「想定外の利用の幅が出ている」と説明する。

海産物をブランド化


青島の新しい名物として期待される「海幸彦海老」の丼。併設するレストランで提供される

青島の新しい名物として期待される「海幸彦海老」の丼。併設するレストランで提供される

 開業に合わせて用意したのが、青島沖の海底300メートルで取れるヒゲナガエビだ。身は大ぶりでとろけるような甘みがたっぷり。刺し身や唐揚げにすると絶品ということもあり、前村社長は「海幸彦海老」と名付け、ブランドの確立を目指す。

 ヒゲナガエビの確保のため、マエムラは地元の漁師に出資して大型の底引き網を整備。また、水揚げすると黒っぽく変色して商品価値が下がるため、船上ですぐに氷で締め、鮮度維持ができる超低温の急速冷凍庫も導入した。併設する和食とイタリアンのレストランで海鮮丼や刺し身定食、寿し、パスタ、シュリンプカクテルで提供する。

 内海沖ではマガキとイワガキの養殖も始めており、2年後にはカキ小屋を開く計画だという。宿泊客だけでなく、観光客や地元住民もターゲットにしており、前村社長は「将来はヒゲナガエビを周辺の料理店にも卸すことで、カキ小屋と合わせて青島名物としてPRしたい」と語る。

青島への思いを語る前村幸夫社長。「宮崎や青島のためにできることを詰め込んだ」

青島への思いを語る前村幸夫社長。「宮崎や青島のためにできることを詰め込んだ」

 このほか、屋外にはシャワーを設置しており、海水浴の潮や砂を落とすこともできる。さらに120台分の駐車場を、宿泊者以外にも無料で開放するなど、青島への貢献に強い意欲を見せる。当分は食を中心に集客し、宿泊を徐々に伸ばしていきたい考えだ。

 前村社長は「宮崎の観光の顔である青島を開発するのは大きな責任が伴う。観光発信や食の提供で、県民や地元住民の役に立つ施設にしたい」と力を込める。

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