みやビズ

2020年2月24日(月)
オンリーワン@WEB

ボールパークドットコム(宮崎市)

2012/10/10

宮崎から野球用品発信


 野球用品を専門に取り扱うボールパークドットコム(宮崎市、山内康信代表)。バットやグラブでオリジナルブランド「JB」を展開し、大手メーカーでは手が行き届かない選手たちの細かなオーダーに応える商品を販売している。自身も長年野球を続けてきた山内代表は、野球好きが高じて10年前に脱サラ、創業した根っからの「野球人」。少年向け竹製バットの普及で野球界全体のレベルアップを目指すなど熱い思いを宮崎から発信している。

オーダーメードで対応

オリジナルブランド「JB」のバットとグラブ。少年期から愛用していた県出身者から「送って」と注文を受けることもしばしばだ

オリジナルブランド「JB」のバットとグラブ。少年期から愛用していた県出身者から「送って」と注文を受けることもしばしばだ

 「メンタルと技術面、それから信頼できる道具」と野球に欠かせない要素を語る山内代表。小学生の時にソフトボールを始め、中学、高校と野球部に所属。さらに大学は、あこがれの監督の下でプレーしたいと浪人までして明治大学に進学し、主に内野手として大好きな野球に打ち込んだ。卒業後に就職した損保会社で10年以上勤務した後、「やはり野球に携わる仕事がしたい」と2002年に帰郷、創業した。

 ただ野球関連商品を販売するだけでは他のスポーツ店と同じ。何か強みを持たなければ-。そんな思いから誕生したのがオリジナルブランド「JB(Japan Ballpark)」だ。同ブランドのバットは、重さやグリップの種類、重心の位置、素材など使う人の好みでオーダーできる商品で、05年にインターネット上で本格的に販売を開始。「大手メーカーではやりにくい、ニッチな部分」を売りに、主に社会人チームや大学生チームをターゲットに売り込んできた。同社ホームページ(HP)上には、実際に購入、使用した客からの感想が写真とともにずらりと並ぶ。

 とはいえ、大手有名メーカーの製品が幅をきかせる業界。「一地方発のブランドを売り込むには、苦労も多い」(山内代表)。県内でキャンプを行うチームに直接売り込みに出向いたり、長い野球人生で培った全国に散らばる人脈をつてに販路を開拓している。

少年向け竹製バット普及へ

「どんなスポーツでも、一流の選手は間違いなく道具にもこだわり、大切にしている」と話す山内代表

「どんなスポーツでも、一流の選手は間違いなく道具にもこだわり、大切にしている」と話す山内代表

 近年、特に力を入れているのが少年向けの竹製バットの普及だ。日本の野球界では一般的に、小学・中学・高校時代までは金属バット、その後、大学、社会人、プロに進むと木製バットに持ち替えることになる。「金属バットと木製バットとでは、ボールが当たったときの感覚が全然違う。小さいころからその感覚を体で覚えてほしい」との思いから「少年用竹バットプロジェクト」を始動。大学の先輩で、野球解説者の広澤克実さんにアドバイザーを依頼し、その重要性を説きながら体の成長に合わせたオーダーメード対応の竹バット販売・普及を進める。

 「竹バットは芯で球をとらえなければ、腕への振動(しびれ)が金属、木製より大きい。繰り返し打ち込むことでミートポイントをつかむことができる」(山内代表)。全国の少年野球人口は20万~30万人。野球を始める少年期から竹バットでトレーニングを積むことで世界に通用する選手の育成、日本の野球界全体のレベルアップを見据える。現在、県内の少年野球チームや中学校などで利用されており、年間約1000本を販売。リピーターも多いという。

 「一流の人は間違いなく道具にもこだわっている。自分に合った道具を選ぶ大切さを伝えていきたい」と山内代表は話している。

ボールパークドットコム 損保会社に勤務していた宮崎市出身の山内代表が、2002年に設立。オリジナルブランド「JB」のグラブは、12年春のセンバツ甲子園に出場した宮崎西高の投手も使用していた。バット製造時に出る端材を再利用し、キーホルダーに仕立てたオリジナルの記念品なども人気。ホームページhttp://www.japan-ballpark.com/ 電話0985(83)3186

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