みやビズ

2017年12月15日(金)
オンリーワン@WEB

生しいたけ 大杉しいたけ園(都城市山之口町)

2013/11/13

本物にこだわり売り上げ伸ばす


 「堅いでしょ。(身が)締まっているからです」。見た目にも肉厚という部分を指で押すと、弾力性が伝わってきた。都城市山之口町の大杉しいたけ園代表の大杉博文さんが見せてくれた生しいたけは、山のうまみが濃縮されている感じだ。新鮮でおいしい生しいたけを年中提供するため、品質や栽培方法にこだわり続ける逸品は宮崎を代表する特産になり、大手外食チェーンとの取り引きも手掛けている。

標高180メートルで栽培

ぎゅっと身が締まり、歯ごたえが人気の「よかにせ どんこ」

ぎゅっと身が締まり、歯ごたえが人気の「よかにせ どんこ」

 シイタケは寒暖の差があるほど、身の締まったものができる。10度以上の差で発生し、15~16度に広がると成長が促進される。大杉しいたけ園は標高180メートル。高冷地というわけではないが、その分日中の温度は上がる。「朝晩はそれなりに冷え込むため、最適な温度差になる」。寒すぎても、風が強ぎても大きくならないだけに、栽培に適した環境だ。

 乾しいたけに比べ、生しいたけへの人気は高い。戻すといった手間がかからず、すぐに食べられることなどが要因で、「問屋を回っても、生しいたけはほぼ取ってくれる」。そこで考えた。新鮮な生しいたけを年中生産できないか。シイタケの収穫は秋から冬にかけて行われ、それらを乾燥して夏にも出荷できるようするのが「常識」。しかし、同園は自前のナラやシイを使った菌床栽培に取り組むことで、その常識を覆した。

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