みやビズ

2018年4月26日(木)
オンリーワン@WEB

くろぢから(国富町)の健康補助食品「くろぢから」

2013/10/30

三つの“黒”のパワーを凝縮


 「くろぢから」。聞くからにパワーがみなぎるこのサプリメント(健康補助食品)は、県内での栽培、生産、製造まで徹底的にこだわった三つの“黒”の力を融合させ、飲みやすいソフトカプセルにギュッと凝縮した県産品だ。三つの黒とは「熟成黒にんにく」「熟成黒生姜(しょうが)」「熟成黒酢黒もろみ」。県内企業4社の縁と熱意で誕生し、ネットや直売所での販売で、全国で徐々に知名度を高めている。

「いい商品を作りたい」

県産素材と高い熟成技術から誕生した健康補助食品「くろぢから」

県産素材と高い熟成技術から誕生した健康補助食品「くろぢから」

 楕円(だえん)形の黒い小粒がツヤツヤと光沢を放っている。飲みやすさを追求したソフトカプセルは、飲んだ後も気になる臭いがまったくない。全国に愛好者を増やしている要因の一つだ。

 誕生のきっかけは、縁とひらめき。ネットショップ「宮崎産直楽天市場店」を運営するサンクールシステム(国富町)の宮永泰宏社長が、籾木工業(宮崎市佐土原町)の優れた熟成技術、農業生産法人・かわさき屋(旧・照葉の郷、綾町)の良質の農産物、大山食品(国富町)が黒酢を作る際に採れる希少な黒酢もろみに出会ったことで、「この三つを合わせて、さらに良いものが作れるのではないか」と着想を得たという。もともと、スポーツや地域のつながりで面識はあったが、商売上の関係はなかった。それでも構想がすんなりと前へ進んだのは「宮崎発のいい商品を作りたい」という思いのベクトルが同じ方向を向いていたからに他ならない。

 4社はそれから半年間、月2回程度の会合を重ね、納得のいく形での商品化を目指した。パッケージは4社が用意したものをコンペ形式で選んだほど。県の農商工連携補助事業に申し込むことも検討したが、補助を受けると試験販売の期間が発生するなど制約が発生するため、“自力”で取り組むことを決定。4社で資金を出し合って、「くろぢから株式会社」を設立。宮永さんが社長に就任した。

熟成黒生姜メーンの新商品も

上から熟成黒にんにく、熟成黒生姜、熟成黒酢黒もろみ(くろぢから提供)

上から熟成黒にんにく、熟成黒生姜、熟成黒酢黒もろみ(くろぢから提供)

 籾木工業独自の熟成発酵技術は、一定の温度管理下で約1カ月かけて、素材が持つ“働き”を最大限に引き出す製法。日本食品機能分析研究所(福岡市)の分析によると、熟成黒にんにくのポリフェノール量は、生ニンニクに比べて約20倍、熟成黒生姜に含まれる、いわゆるポカポカ成分のショウガオールやジンゲロールは生ショウガの約6、7倍までパワーアップする。飲み始めて3年の宮永社長自身、「風邪を引かなくなった」とその効果を実感する。

 販売網は4社それぞののネットショップや直売所などを活用しており、2010年8月の発売以降、全国で3万パックを売り上げた。宮崎産直楽天市場店の場合、購入者は30、40代の女性が圧倒的に多いという。同社では、次の生産ロットからパッケージをリニューアルし、さらにターゲット世代へのアピール力を向上させようと準備を進めている。

 また、熟成技術を生かした商品開発の第2弾として、今年11月に発売を予定しているのが「ぬくまる美人」。熟成黒生姜をベースにした、20〜40代の冷え性に悩む女性をターゲットにした商品で、水がない場合でもいいようにチュアブルタイプ(かみくだいて服用するタイプの錠剤)にした。日向夏ミカンの粉末も練り込み、風味も爽やかに。女性が手に取りやすいよう、これもパッケージからこだわった。

 宮永社長は農商工連携による取り組みのメリットに「技術やアイデアが共有できること」と強調。「宮崎の良いものを生かし、継続して息の長い商品を提供していきたい」と先を見据えている。

 くろぢから株式会社 2011年6月設立。健康補助食品「くろぢから」は1パック62粒入り1680円。1日2粒程度を摂取することで疲労回復や二日酔い改善などが期待できるという。ホームページアドレス、http://www.kurodikara.com/

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