みやビズ

2019年9月20日(金)
ニューフェース

南国興産研究開発部/堀井麻美子さん(27)

2012/05/14

動物の気持ち分かる開発者目指す



畜肉のミンチを計量する堀井さん。これにさまざまな副原料を入れ、ペットフードの試作品を作る

畜肉のミンチを計量する堀井さん。これにさまざまな副原料を入れ、ペットフードの試作品を作る

 食肉生産の段階で発生する副産物を活用して飼料や肥料などを製造する南国興産(都城市高城町)で、研究開発を担当。犬や猫向けのペットフード開発を手掛けており、「人と違って動物は『おいしい』とは言ってくれない。おいしそうに食べているか、食べ方や反応を見ながら試行錯誤の繰り返し」と日々の仕事に奮闘する。

 畜産関連の職に就きたいと思ったのは獣医師の父の影響が大きいという。宮崎大農学部へ進学し、「未利用資源を活用した畜産」をテーマに山間部での牛の放牧などを研究した。そんな中で出合ったのが南国興産だ。「食用部分以外を引き受けて製品を作ることも、未利用資源の活用になるのでは」と、2010年に同社へ入社した。

 ペットフード開発は、さまざまな副産物を使って新商品を作ったり既存商品に改良を加えたりするため、原料選びが重要になる。一方で、人がペットフードのにおいを嗅いで同じように感じても、嗅覚が鋭い犬や猫ではその食べ方が全く異なる場合も。それだけに「自分が試作したものを、おいしそうに食べていると分かった時は本当にうれしい」と白い歯を見せる。

 現在の仕事は既存の商品改良が主。「商品として採用されるものをたくさん手掛けたい」と目標を高く掲げ、ペットの気持ちをくみ取れるようなペットフード開発者を目指し努力を続けている。

南国興産研究開発部/堀井麻美子さん(27)
【ひとこと】
 父が大型の動物を主に見る獣医師で、一緒に牧場を回るうちに牛が大好きになりました。今、はまっているのが牧場で牛を観察して“美人”な牛を探すこと。よく見ると、1頭1頭顔つきが異なるのが分かって面白いです。お勧めは阿蘇の牧場です。

【先輩の一言・木茂侑子さん(30)】
 1年半ほど前から、研究開発部でチームを組んでいます。最初のころは後ろについて回ってもらっていましたが、今では大抵のことは一人でできるまでになりました。商品設計の段階から、製造工場などを見ることも開発のヒントになるので、現場を大切にしてほしいですね。

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