みやビズ

2019年10月21日(月)
マンスリー東京

3月号【最前線】総務省官僚・脇雅昭さん/都城市出身

2017/03/27

地方活性の輪広げる


地方活性化に向け人脈づくりの支援活動に取り組む脇雅昭さん=横浜市

地方活性化に向け人脈づくりの支援活動に取り組む脇雅昭さん=横浜市

 総務省キャリア官僚として、出向先の神奈川県で、外国人誘客を担う国際観光課長を務める脇雅昭さん(36)=都城市山之口町出身。横浜、鎌倉、箱根という強力な観光地を抱え、2015年に同県を訪れた外国人観光客は223万人と全国でも高い水準。それでも、国内の人口減少で旅行需要が少なくなるのを見据え、インバウンド(訪日外国人)をさらに伸ばすための施策づくりに取り組んでいる。

 都城泉ケ丘高から京都大法学部へ進学。同大学3年の時、総務省の就職説明会が転機となった。40歳ぐらいの男性職員が「地方を盛り上げ、日本を良くしていこう」と語る姿が印象的で興味を持った。また帰省するたびに古里の元気がなくなっていることに危機感を持つようになり、国の中枢から活性化策を考えたいと官僚を志した。神戸大、東京大の法科大学院を経て、2008年に総務省へ入庁した。

 現在、ライフワークにしているのは、全国で地方活性化に熱い思いで取り組む人たち同士をつなげるという人脈づくりの支援だ。省庁の官僚と、全国の地方公務員との情報交換の場「よんなな会」を主宰し、5年前から交流会を年2回開いている。当初60人程度だった参加者は、小泉進次郎衆院議員を講師に招いた先月の交流会には550人が訪れるなど、輪は広がっている。また公務員仲間や民間人と地方を訪れ、地元住民との意見交換も積極的に行っている。「『官民連携』という言葉は使い古されているが、形になっているものは少ない。官に求められるのは、民間を巻き込みながら課題解決すること」との信念を貫く。

 地方活性化の輪を広げる取り組みをしているのも、自分が育った宮崎のためにという思いから。「地元を離れているからこそ、いい部分も悪い部分も見える。いろんな地方を見て回りながら、いずれ宮崎のために力になりたい」

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