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2019年12月16日(月)
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あとひきネギ釜揚げつけめん/あとひきラーメン

2012/11/29

ボリュームある自家製麺と隠し味多いつけだれがマッチ



「あとひきラーメン」の「あとひきネギ釜揚げつけめん」。チャーシューは通常、細く刻んでつけだれに混ぜた状態で出される

「あとひきラーメン」の「あとひきネギ釜揚げつけめん」。チャーシューは通常、細く刻んでつけだれに混ぜた状態で出される

 店名からしてユニークなラーメン店。延岡市出身の斧稔之さん(46)が関東一円でのラーメン店食べ歩きや、全国チェーンのラーメン店オーナー経験を経て2008年4月に店を開いた。現在は宮崎市田野町の本店以外に同市や都城市内で直営店やフランチャイズを展開。「安くてボリュームがある、ほかにはないラーメン店」を目指し、日々奮闘している.

 同店は豚骨しょう油味の「あとひきラーメン」(580円)や、同町の契約農家から仕入れるネギをこんもりと盛る「あとひきネギラーメン」(730円)で有名だが、このほど好評を受け本店だけでなく全店で提供するようになったのが「つけめん」や「釜揚げつけめん」という。

 コシがあり、のど越しもつるりとした自家製麺を冷水で締めたつけめんと、釜揚げうどんにヒントを得て考案したという釜揚げつけめん。麺のつけだれには、「麺をすするとき上がってくる香りが違うから」と、東北や大阪から取り寄せる2種類の酢や、京都から取り寄せるまろやかな辛さの七味が加えられていて、麺を漬けて食べると、まさにあとをひく味になっている。

田野本店の店内。手前のカウンターやテーブル席以外にも、店奥に広い座敷がある

田野本店の店内。手前のカウンターやテーブル席以外にも、店奥に広い座敷がある

 冬場に注文が多くなるという釜揚げつけめんは680円からあり、中でもネギとチャーシュー、麺の絡み具合を楽しめる「あとひきネギ釜揚げつけめん」(830円)は人気という。つけだれにはごま油などであえた香ばしいネギ、刻んだチャーシュー、ゆでたホウレンソウも入っていて具だくさん。同店では最後に「そば湯」のように、少し薄めた豚骨スープを混ぜて飲むスタイルを勧めている。

 「あとひきラーメン」にも使われるこのスープは、県内産の豚骨を丁寧に下処理し12時間ほど煮込んだ臭みのないスープで、つけだれとの相性も良い。

 メニューはほかに、斧社長が個人的に一番好きという、こりこりした歯ごたえがくせになる「磯のりラーメン」(730円)や、辛さを選べる「七味とうがらしラーメン」(同)など。店のまかない料理から生まれたサイドメニュー「ねぎ丼」(250円)は、ネギとご飯をよく混ぜるのがポイントという。

 「安くてボリュームがあってこそ大衆ラーメン」という社長の信条の下、自家製麺は1人前180グラムと多めで、麺の量1.5倍の「中盛り」(100円増し)、麺2玉の「大盛り」(200円増し)がある。「4人家族で来て大盛り2杯のみ」といった注文にも「家族連れのお客さまが喜んでくださるなら」と寛容だ。各種割引サービスも豊富。

 店内はカウンター、テーブル席、座敷の40席。分煙。

店のおすすめ

 多くのラーメンに載せるネギには、田野町の契約農家が有機栽培で作る、安心安全で甘みのあるネギを使っています。ほかにも、臭みがなく甘みがあるスープ、かめばかむほど味のある麺など、いずれも宮崎にはちょっとないラーメンだと自負しています。

記者のひとこと

 男性サラリーマン客がよく行く店というイメージがあったが、取材などで何度か通ううち、家族連れや高齢者夫婦など客層の幅広さに驚かされた。割引にも力を入れていて、会計時にギョーザか味付け卵の無料券を必ず渡すほか、新たに麺類全品「いつでも100円引きカード」(有効期限2012年12月4日~13年7月31日)を作成。「不況の今だからこそ10年の値上げ前の値段に戻して、お客さまを喜ばせたい」と話す斧社長の心意気と今後が楽しみだ。

店のひとこと

 会社勤めをしながら食べ歩きをしていたころから、大衆食のラーメンは安くてボリュームがあるべきだという思いがありました。今後は店舗展開のペースを落とし、ゆっくり、じっくり店の味を守っていきたいです。

【メモ】
店名:あとひきラーメン田野本店
住所:宮崎市田野町甲6091の1[地図]
電話:0985(86)4188
営業時間:午前10時半~午後3時、午後6時~9時ラストオーダー(土・日・祝日は午前10時半~午後9時ラストオーダー)
定休:年中無休
駐車場:30台
HP:http://www.atohiki.co.jp/

※紹介しているメニューや価格、住所などの情報は掲載時のものです。

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