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こってり正油ラーメン/ヌタイ商店(宮崎市)

2015/09/01
「ヌタイ商店」の豚の背脂と魚介系や昆布のだしが利いた「こってり正油ラーメン」

呼び戻し製法が決め手


「ヌタイ商店」の豚の背脂と魚介系や昆布のだしが利いた「こってり正油ラーメン」

「ヌタイ商店」の豚の背脂と魚介系や昆布のだしが利いた「こってり正油ラーメン」

 宮崎市の高松橋と大塚台団地の中間地点に位置する2008年5月創業の「ヌタイ商店」。店長の髙倉祐一さん(35)、未希さん(37)夫婦が営むラーメン店で、祐一さんが提供する渾身(こんしん)の一杯は幅広い世代に愛されている。

 11種類あるラーメンメニューの中で祐一さんに薦めてもらったのは、「こってり正油ラーメン」(650円)。スープは創業以来の味を守るため、継ぎ足して作る「呼び戻し製法」を取り入れている。「炊きすぎると失敗するため、火加減が重要になってきます」と、祐一さんは話す。最初は強火で炊き、沸騰直前で火を弱めてていねいにあくを取り除く。その後、弱火でじっくり煮込んでいく。背脂でこってり感を出すが、煮干しなどの魚介類と昆布だしをベースに仕上げたスープは体にやさしそうな、主張しすぎない風味。

 風来軒(宮崎市)の麺を120グラム使用、釜で2分ゆがいて、手際よく器に盛っていく。麺は中太ちぢれ麺だが、要望があれば細麺や太麺でも対応する。

「スープは創業当時からの味を提供しています」と話す、髙倉祐一店長

「スープは創業当時からの味を提供しています」と話す、髙倉祐一店長

 自家製のチャーシューやキクラゲ、ネギ、ノリを盛りつけて、最後に豚の背脂を回し入れる。半日かけて炊いた鶏がらスープに酒とニンニクを使うことで余分な臭みを取っていく。まず、スープを一口。背脂の風味が引き立ち、スープに深みがでて、しっかりと主張してくる。それでいて、しつこくないすっきりとした喉ごし。背脂のコクが麺ともしっかり絡みあう。この背脂は「こってり」と表記されたラーメンメニューいずれにも使っていて、塩、とんこつ、みそ、いずれのスープとも相性がいい。

 3枚載ったチャーシューは口に入れるととろけるようなおいしさで味わい深い。備え付けのニンニクじょうゆを足すとこってり感が増す。好みで白ごまをふりかけたり、紅しょうがを載せてもいい。味卵やコーンなどのトッピングもできる。

 鶏がらスープの「塩ラーメン」(550円)はさっぱりとした味わいを希望する人に人気があり、暑いこの時期にぴったり。

 「学生や女性、ご家族連れなど幅広い世代の方に来店いただいて、ありがたいです。これからも気軽に来ていただける店づくりを心がけます」と祐一さんは笑顔で話してくれた。

 店内は4人がけ3テーブル、カウンター7席の19人収容。


記者のひとこと

 背脂のコクがありつつも後味すっきりでスープまで完食した。時間を置くと無性に食べたくなる衝動に駆られる「こってり正油ラーメン」。ラーメンは奥が深く、食べる人に幸せを運んでくれる。


【メモ】
店名:ヌタイ商店
住所:宮崎市大塚町天神後2670 野島ビル5号[地図]
電話:0985(71)1946
営業時間:午前11時半~午後2時半、午後6~10時(同9時半ラストオーダー)
※スープがなくなり次第終了
定休日:水曜
駐車場:2台


※紹介しているメニューや価格、住所などの情報は掲載時のものです。

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