みやビズ

2017年3月28日(火)
みやざき麺客万来
カテゴリーを選択してください

支那そば醤油/自家製麺 縁らぁめん

2011/12/22

燻(いぶ)した肉厚チャーシュー美味


都農町にある「縁らぁめん」の1番人気「支那そば醤油」。自家製麺、肉厚のチャーシュー、後味がすっきりとしたスープ。そのどれもが奥深い味

都農町にある「縁らぁめん」の1番人気「支那そば醤油」。自家製麺、肉厚のチャーシュー、後味がすっきりとしたスープ。そのどれもが奥深い味

 都農町にある知る人ぞ知るラーメン屋。2004年12月に開店。場所は国道や県道から離れた民家が点在する田園地帯で、主に昼のみ営業する。値段は一杯750円からと決して安くはないながら、舌が肥えた営業マンを中心に客が通い続ける同店。店主の塩月俊次(42)、久美(37)さん夫妻が、味も心意気も真っすぐなラーメンを出している。

 店の味の基本はしょうゆ、塩、味噌(みそ)の三つ。メニューによって、鹿児島産黒豚と名古屋コーチン、長崎産炭焼煮干など約10種類の素材から取った3種類のスープを組み合わせ、自家製の手打ち麺も太さを変える。どの料理も見た目はシンプル。味も驚くほど後味がすっきりしているが、その奥には材料に対する並々ならぬこだわりが隠れている。

 例えば、1番人気の「支那そば醤油」(750円)には、香川県小豆島の杉樽しょうゆなど数種類のしょうゆを店で調合して使用。2番人気の「味噌らぁめん」(800円)は、長崎県産の麦味噌に、有機野菜など20種類以上の食材を合わせた自家製味噌ダレを使う。「支那そば塩」(760円)は沖縄県粟国(あぐに)産の天然塩とモンゴル岩塩の両方に、隠し味として都農ワインのシャルドネとムール貝を加えるといったふう。

 そのこだわりぶりは、味の研究や仕込み時間の確保のため、開店して数年で営業を昼のみに切り替えるほど。現在も「営業時間より仕込み時間が長い」と話す。各テーブルにはそのこだわりを丁寧に筆で書いた説明書きが置かれ、材料を変えるたび書き換えている。

「縁らぁめん」の店内。カウンターとテーブル席、座敷がある。客の多さを表し、店内入口には席が空くのを待つ客用の長椅子も

「縁らぁめん」の店内。カウンターとテーブル席、座敷がある。客の多さを表し、店内入口には席が空くのを待つ客用の長椅子も

 特にこだわりがあるチャーシューは、国内で唯一の飼育法という群馬県高崎市の養豚農家の豚肉を取り寄せ、備長炭で燻(いぶ)した後、最後の仕上げに炙(あぶ)る。かむと肉のうまみが口に広がるが、ラーメン自体の味は不思議と邪魔をしておらず、追加でもう一枚食べたくなる。

 メニューはほかに「濃厚醤油らぁめん」(890円)「こくしおらぁめん」(850円)「辛味噌らぁめん」(820円)など。チャーシューを白ご飯に載せた「チャーシューごはん」(500円)、チャーシューと味玉とメンマを盛り合わせた「おつまみセット」(800円)などは持ち帰りもできる。麺の量も調整でき、全体量を半分にした「子供らぁめん」(600円、塩・醤油のみ)もある。

 店内はカウンター、テーブル席、座敷の計20席。大みそかには毎年、持ち帰り用のラーメンを店で予約販売する。

店のおすすめ

あっさりが好きな人は「塩」「醤油」。濃いめが好きな人は「味噌」「辛味噌」「こくしお」。がっつり食べたい人は「濃厚醤油」がお薦めです。

記者のひとこと

何よりもラーメンの「後味」にこだわるという塩月夫妻。スープを飲んだ後、気になる事があれば2人で原因を追究し、改善するという作業を7年間ずっと続けてきたという。試行錯誤の中で客が離れたこともあった。それでも自分たちが目指す味を信じ続けた結果、「ようやく最近味が落ち着いてきました」とほっとした顔を見せる。ラーメン1杯に賭ける2人の挑戦が、今後どういった形で飛躍していくのか、注目し続けたい。

店のひとこと

丸7年がたち、だいぶ理想の味に近づいてきました。今後も研究を続け、よりおいしいラーメンを目指したいと思います。

【メモ】
店名:自家製麺 縁らぁめん
住所:児湯郡都農町川北1140の65[地図]
電話:0983(25)2788
営業時間:午前11時~午後3時(同2時半ラストオーダー)。日曜日のみ午後5~7時半に営業。
定休:火、水曜日(臨時休業あり)
駐車場:15台
HP:http://enramen.blog82.fc2.com/

※紹介しているメニューや価格、住所などの情報は掲載時のものです。

アクセスランキング

ピックアップ