みやビズ

2019年7月17日(水)
みやざき麺客万来
カテゴリーを選択してください

夏野菜そば/手打そば 陽より(宮崎市佐土原町)

2016/07/12
「手打そば 陽より」の「夏野菜そば」

ジュレで“涼”を演出


「手打そば 陽より」の「夏野菜そば」

「手打そば 陽より」の「夏野菜そば」

 宮崎市佐土原町の広瀬西小近くにある「手打そば 陽より」。落合悟(37)、瞳(32)さん夫婦が二人三脚で営む。創業して1年余りだが、週末にはファミリー層や夫婦で混雑するという人気ぶりだ。

 真摯(しんし)にそば作りに向き合う悟さんが「これからの季節にぴったり」と薦めてくれたのが「夏野菜そば」(1200円)。瞳さんが考案したメニューで、野菜たっぷり、見た目も涼やか。野菜は地元の顔なじみの農家から仕入れていて、佐土原ナスやピーマン、カボチャ、キュウリなどが載る。

 ナスは、かつお節ベースのだしが8割、薄口しょうゆとみりんがそれぞれ1割ずつの八方だしで味付けしてフライパンで揚げ焼きにする。また、カラーピーマンやカボチャは素揚げして、素材の味を十分に引き出す。

 麺は早朝6時から店内にある8畳ほどの製麺場で、その日提供する分だけ手打ちする。そば粉は信州産と北海道産の石臼引き粉を使用した9割そば。枕崎産の本荒節と亀節をブレンド、北海道産の昆布、宮崎産の干しシイタケで丁寧にだしを取り、みりんを煮切って砂糖としょうゆでつゆを作りあげていく。水も悟さんの実家の井戸水を使用。水道水と飲み比べる「利き水」をさせてもらったが、井戸水は口当たりがまろやかで、そばやつゆを作る上でも味が格段に変わってくるという。

 「シンプルなものほどごまかしが利かない。素材のうま味を生かすための努力は惜しまない」と悟さん。

 皿に盛られたそばと色とりどりの野菜を、冷たいだしのジュレが包み込み、その上にはかつおだしのシャーベットが載る。シャーベットのシャリシャリした食感が楽しめるだけでなく、宝石みたいにキラキラと輝く盛り付けが夏の暑さを忘れさせる“涼”を演出している。

「手打そば 陽より」の店内。大きな窓からは田んぼや緑が見渡せる

「手打そば 陽より」の店内。大きな窓からは田んぼや緑が見渡せる

 一緒に付いてくる小鉢は「蒸しナスの冷やし鉢」、デザートは「そばの実プリン」。プリンは牛乳で戻したそばの切れ端を、炒ったそばの実とミキサーにかけて火を入れて固めて作る。ゼラチンと、コクを出すために生クリームを加えており、そばの実の風味と香ばしさを生かした仕上がりになっている。

 実家で作った米を使ったおにぎりもおいしい。「鶏みそおにぎり」(130円)も好評だ。このおにぎりに載せている炭火焼き風鶏みそ(1パック120グラム)は200円で販売している。

 バリアフリーの店内。雨時にはタオル、冬はブランケットを用意するなどのきめ細やかな心配りも忘れない。

 大きな窓からは田んぼや緑が広がり、ゆっくりとした時間が流れていた。

記者のひとこと

 そばの風味と手間暇かけたつゆのおいしさが絶妙でつるつるっと口に入る。夏野菜もたっぷり取れて、元気をもらえた。

【メモ】
店名:手打そば 陽より
住所:宮崎県宮崎市佐土原町下那珂9040の1【地図】
電話:0985(72)0603
営業時間:午前11時~午後3時
定休日:日曜
駐車場:16台

※紹介しているメニューや価格、住所などの情報は掲載時のものです。

アクセスランキング

ピックアップ