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神楽そば/梅恵乃里(高原町)

2015/12/15
「梅恵乃里」の「神楽そば」。鶏の手羽元や郷土料理の「がね」も載ってボリュームたっぷり

祓川湧水で作った麺とつゆ


「梅恵乃里」の「神楽そば」。鶏の手羽元や郷土料理の「がね」も載ってボリュームたっぷり

「梅恵乃里」の「神楽そば」。鶏の手羽元や郷土料理の「がね」も載ってボリュームたっぷり

 国指定重要無形民俗文化財の祓川神楽が、12日夜から13日朝にかけて奉納された。400年以上の歴史があり、真剣を使った勇壮な舞を奉納する神楽は全国的にも珍しいという。年に一度、神楽の際にふるまわれていたそばを、舞い手だった園田恵一さん(61)が「梅恵乃里」(高原町)で約3年前から「神楽そば」(800円)として提供している。郷土料理の「がね」が載った昔懐かしい味わいだ。

 そばは毎朝、園田さんが店の近くにある製麺場で打つ。185グラムを使用。短く切れているので、料理には食べやすいよう、さじが付いている。

 つゆは鶏がら、シイタケ、さば節、かつお節でだしを取っていて、甘めの味わい。麺、つゆともに祓川の湧き水を使っている。九州の名水巡りをしている園田さん。「祓川の水は格段においしい。地元でおいしい水を毎日飲めることはありがたい」とほほ笑む。自然の恵みに感謝し、真摯(しんし)にそば作りと向き合う様子が会話から伝わってきた。

 神楽そばには鶏の手羽元が2本、がね(サツマイモやゴボウ、ニンジン、ショウガなどの具材を入れた天ぷら)、ナルト、たっぷりのネギが載る。がねは注文を受けてから揚げるので、ほくほくしている。

 香り付けに散らしたユズの皮もアクセントになっていて、好みでユズコショウを入れると、さっぱり感が増し、また違う味わいが楽しめる。

「梅恵乃里」の店内。祓川神楽の写真が飾ってある

「梅恵乃里」の店内。祓川神楽の写真が飾ってある

 一緒に付いてくる小鉢は3品で、取材した日は白菜の漬物と、切り干し大根、きんぴらゴボウだった。旬のものを取り入れていて、時期によってはワラビなどが並ぶという。

 店内は祓川神楽に関心を持ってもらいたいという思いを込めて、神楽の写真が飾られている。園田さんと神楽の話をするのを楽しみに来店するお客もいるそうだ。

 イタリアン「Cappuccino(カプチーノ)」が併設されていて、親子3代で来店する客も多いという。親はそばを食べ、孫はパスタやピザを食べるという光景も見かけられる。

 庭では金魚やコイが気持ちよさそうに泳いでいた。目の前には緑と空の景観が広がり、ここでは時間がゆっくりと流れていた。

記者のひとこと

 地元の伝統を大切にしている園田さん。地域住民のコミュニティーの場としての役割も果たしていると感じた。

【メモ】
店名:梅恵乃里(ばいけいのさと)
住所:宮崎県高原町蒲牟田6654の1【地図】
電話:0984(42)2721
営業時間:午前11時~午後3時
定休日:月曜(祝日は営業)
駐車場:20台


※紹介しているメニューや価格、住所などの情報は掲載時のものです。

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