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冷し肉うどん/三角茶屋 豊吉うどん(宮崎市)

2016/05/31
「三角茶屋 豊吉うどん本店」の「冷し肉うどん」

安くて、うまくて、盛りがいい


「三角茶屋 豊吉うどん本店」の「冷し肉うどん」

「三角茶屋 豊吉うどん本店」の「冷し肉うどん」

 1932(昭和7)年、奥野豊吉さん(故人)が創業した老舗「三角茶屋 豊吉うどん」。現在は孫で2代目の奥野千枝子さんと、ひ孫で3代目の和一郎さんが当時からの味を守っている。暑くなるこれからの季節にお薦めしたいのが、夏限定の「冷やしうどん」。今回は宮崎市大坪町の本店で「冷し肉うどん」(610円)を注文した。

 味の決め手はつゆにあり。大量のいりことかつお節、昆布でとっただしに薄口しょうゆを加えて味を調えていく。口に含むといりこのうま味をしっかりと感じられる。

 自社工場で作るうどんは中太。創業当初は強力粉を使った硬めでコシのあるうどんを提供していたが、客の要望もあって昭和40年代ごろから現在の軟らかい麺になっていったという。

 「冷し肉うどん」は牛肉、温泉卵、自家製の天かす、ネギが載る。ネッカリッチの温泉卵は半熟のトロトロで濃厚な味わい。甘辛く煮た牛肉もおいしかった。

 「軟らかく煮込んだ肉と温泉卵、秘伝のつゆとのバランスが絶妙。夏の味をお楽しみください」とスタッフの安藤幸子さん。

 豊吉さんは早朝からうどんを食べる「朝うどん」を宮崎に定着させた人。当時、本店近くには大きな工場があり、工場の従業員が朝にうどんをよく食べた。そこで次第に「朝にうどんを食べる」という風習が宮崎市内に広がっていったとされる。

「三角茶屋 豊吉うどん本店」の外観

「三角茶屋 豊吉うどん本店」の外観

 平日の午前6~10時に提供している「朝うどんセット」(290円)はかけうどん、生卵、ご飯かおにぎり2個の付いたお得メニューだ。

 20種類以上あるメニューの中で一番人気は「天玉か」(360円)。「天」は青島産の魚のすり身を揚げた天ぷら、「玉」は生卵、「か」は天かすを意味する。

 「多くの人にうどんを味わってもらいたい」と豊吉さんの思いを受け、今も1杯190円から提供。「安くて、うまくて、盛りがいい」をモットーに、地元で評判となった味は作家の川端康成や檀一雄も「おいしい」と認めるほどだったという。

 「三角茶屋 豊吉うどん」は宮崎市内に7店舗(持ち帰り店を含む)を展開している。

記者のひとこと

 「宮崎うどんの元祖」といわれる「三角茶屋 豊吉うどん」。店内には笑顔でうどんを持つ豊吉さんのパネルが飾られていて、お客やスタッフを優しく見守っている。

【メモ】
店名:三角茶屋 豊吉うどん
住所:宮崎県宮崎市大坪東3の1の3(本店)【地図】
電話:0985(51)9015
営業時間:午前6時~午後8時
定休日:なし(1月1日のみ)
駐車場:30台

※紹介しているメニューや価格、住所などの情報は掲載時のものです。

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