みやビズ

2019年10月18日(金)
みやぎん経済研究所から

本県のレギュラーガソリンの価格推移 〜給油所小売価格調査より〜

2018/02/27
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 2017年の本県のレギュラーガソリン(以下、レギュラー)の給油所小売価格(平均)は、1リットルあたり133.3円と前年比10.9%上昇した(表1)。九州では、長崎県が141.1円と最も高く、次いで鹿児島県(140.8円)、大分県(137.4円)となった。

 ドバイ原油価格(注1)は12年の1バレルあたり108.9ドルから下落傾向をたどり、特に15年は米国のシェールガス増産・輸出による供給過剰から51.2ドル(前年比▲47.1%)に下落した(図1)。

 17年はアジア新興国の需要増などから価格も51.3ドルと上昇に転じたものの、12年比52.9%下落した。一方、為替レートは12年から円安基調で推移し、15年は1ドル121.04円(同14.3%安)まで円安が進行したが、17年は112.17円(同3.1%安)となった。

 15年の本県のレギュラー価格は、為替レートが最も円安になったものの、原油価格の大幅下落により137.5円/リットル(前年比▲16.0%)となった。16年は原油価格が42.6ドルと最安値になり、為替は108.79円と同10.1%円高に振れたことからレギュラー価格は120.2円/リットル(同▲12.6%)と2年連続で下落した。17年は原油価格が持ち直し、為替も円安に転じたため133.3円/リットル(同+10.9%)に上昇した。

 レギュラーの価格は、国際情勢、原油価格、為替の影響を受けやすい。一部の国では、電気自動車を普及する法整備が進められているが、内燃機関の車両も新興国を中心に高い需要が続くと予想され、今後とも、原油価格や為替レートがガソリンをはじめとした燃油価格に及ぼす影響を注視する必要がある。
(主任研究員・勝池龍一)

注1)アラブ首長国連邦のドバイで産出される原油で、アジアの原油価格の指標とされる(1バレル=約159ℓ)。

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