みやビズ

2019年10月21日(月)
みやぎん経済研究所から

統計からみた宮崎/本県の農業産出額の動向(2015年)

2017/08/01
 本県の農業産出額(注1)(2015年)は3424億円(全国5位)と、前年比で98億円(+2.9%)増加した(表1)。

 1985年以降の推移をみると、90年(3745億円)でピークアウトし、2011年(2874億円)まで減少を続けたが、12年以降は増加傾向にある(図1)。

 15年の耕種は1302億円と同9億円(▲0.7%)減少したが、畜産が2094億円と同111億円(+5.6%)増加し、口蹄疫および鳥インフルエンザ発生前のピークである90年(2060億円)を上回り、全体の産出額を押し上げた。

 農業生産によって新たに生み出された付加価値を示す生産農業所得(注2)は、1990年(1242億円)をピークとして総じて減少傾向が続き、2011年は741億円と、ピーク比501億円(▲40.3%)減少したものの、12年以降は増加傾向となった(図2)。

 生産農業所得率(農業産出額に占める生産農業所得の割合)は、95年の35.4%が最も高く、これ以降13年まで低下傾向であったが、14年、15年と上昇した。就農者が取り組んでいる高付加価値型農業が、所得率の上昇、所得額の増加へ繋がってきていることがうかがえる。

 今後、農業全体の経営安定を図るため、複合経営(注3)と耕畜連携(注4)を一層推進し、産出額と所得の継続的な回復に繋がることを期待したい。
(主任研究員・厚地誠一郎)

本県の農業産出額の動向

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