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2018年4月26日(木)
マッチング

造園や外構でネット見積もり

2017/05/10
 費用の見当がつかない-。自宅の庭や外構に手を入れようとしても、よほど詳しくないと、この問題にぶつかる。そうかといって見積もりに来てもらうのは気が引ける、という人も少なくないだろう。「もっと気軽、手軽にできないか」。生目緑地建設(宮崎市)はそう考え、インターネットで概算の無料見積もりを行う、この業界では珍しいサービスを始めた。

気軽さ、手軽さを追求 生目緑地建設(宮崎市)


 費用の見当がつかない-。自宅の庭や外構に手を入れようとしても、よほど詳しくないと、この問題にぶつかる。そうかといって見積もりに来てもらうのは気が引ける、という人も少なくないだろう。「もっと気軽、手軽にできないか」。生目緑地建設(宮崎市)はそう考え、インターネットで概算の無料見積もりを行う、この業界では珍しいサービスを始めた。

ヒントは中古車査定


気軽さ、手軽さを重視した無料見積もりのフォーム

気軽さ、手軽さを重視した無料見積もりのフォーム

 きっかけは「大体の費用が知りたい」「わざわざ来てもらうのは気が引ける、面倒」「どこに頼めばいいか分からない」といった客からの声。対応策を模索する中、松浦龍次郎社長(37)は中古車販売大手の査定サービスに着想を得た。所有する車の車種や年式、走行距離といった簡単な情報を送信すれば、買い取り価格を概算してくれるシステムだ。

 それまでも、知人や友人から電子メールや無料通信アプリLINE(ライン)などを使った見積もり依頼が多数あり、写真や見取り図を添付してもらえば概算の見積もりを出せていた。こうした実績もあることから、見積もりシステムの開発を同市内の企業に依頼し、昨夏に運用を開始した。
 
 松浦社長は「概算の見積もりを出すことで相談窓口になれたら、受注につながるかもしれない。他社との相見積もりになっても、少なくともお客さまの選択肢に入ることはできる。また、受注前に現地へ行かずに済むので時間と労力を節約できる」と狙いを語る。
 見積もり依頼のフォームは非常にシンプル。手軽さ、気軽さを最優先し、記入またはチェックする必須項目は五つに絞り込んだ。あとは可能な限り、写真や図面(手書き可)を添付してもらう。依頼を受けたら、メーカーへの問い合わせが必要でない限り、翌日までに見積もりを出すようにしている。

サービス周知が課題


造園や外構工事のインターネット見積もりを始めた生目緑地建設の松浦龍次郎社長

造園や外構工事のインターネット見積もりを始めた生目緑地建設の松浦龍次郎社長

 新築住宅の造園工事や外構工事は高齢化や人口減少によって頭打ち。加えて、業者選びは、施主がハウスメーカーや施工業者に任せるケースが多く、ハウスメーカーや工務店とつながっていないと受注は難しいという。

 一方、庭や外構の維持管理や改修工事は今後も需要が見込まれる。生目緑地建設では「子どもが車を買ったので駐車場を増設したい」「高齢になったのでアプローチをバリアフリーにしたい」といった依頼が増加。こうした分野では客が自力で業者を探す傾向にあり、新規顧客を獲得できる可能性が高く、無料見積もりシステムが武器になると松浦社長は考える。実際、同システムを使った見積もり依頼者は全て新規だという。

 課題はサービスの周知。これまでの利用状況は決して活発とは言えない。松浦社長は「SNS(会員制交流サイト)や新聞広告、イベントなどさまざまな機会をとらえてPRしたい」と意欲。また、「小屋を解体し、駐車場にしたい」という自社で対応できない依頼があったことに学び、「信頼できる解体業者のホームページにリンクを張ってもらい、互いに受注の入り口を広げたい」と話す。

 問い合わせは生目緑地建設電話0985(47)5153。無料見積もりは同社ホームページから。
(小川祐司)


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