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2019年10月17日(木)
みやにち首都圏マガジン

官僚事典 金融庁総務企画局参事官(審議官級) 小野尚(おの・ひさし)さん

2012/05/28

金融危機対応に尽力


小野 尚氏
 都立北園高、東大教養学部教養学科卒。金融行政を志して大蔵省(現財務省)へ入った。ハーバード大国際問題研究所やアジア開発銀行など通算8年間海外勤務。2001年から金融庁に籍を置く。

 08年7月、総務企画局信用制度参事官に就任した直後、リーマンショックが発生。世界的金融危機の日本への影響を抑えるため、1カ月の短期間で改正金融機能強化法を立案した。国の資本参加により民間金融機関の財務基盤を増強し、地域への円滑な資金供給を実現。宮崎太陽銀行も活用した。

 翌年には中小企業金融円滑化法や改正銀行等株式保有制限法を矢継ぎ早に立案。地域経済を支える一連の法整備を迅速に成し遂げ、世界的にも進んだ日本独自のセーフティーネット構築に貢献した。

 「荒波の中、大変な仕事だったが、金融危機に対応する防波堤を整えられた。本当に必要な所にお金が回り、利用者を保護していけるように金融システムを守っていくことが重要だ」と語る。

 延岡市出身で元県立高家庭科教諭の妻多恵さん(48)と娘2人の4人家族。料理が得意。52歳。

 【主な職歴】1983年大蔵省(現財務省)入省▼89年長崎・佐世保税務署長▼2004年金融庁監督局保険課長▼06年財務省国際局地域協力課長▼10年金融庁総務企画局企画課長▼11年同局参事官(審議官級)

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