みやビズ

2019年10月17日(木)
みやにち首都圏マガジン

元気発信 シンガー・ソングライター N.O.B.U!!!さん

2012/11/26

待望のメジャーデビュー



「自由な音楽を通じて希望を人々に届けたい」。空に突き抜けるような力のある声で熱唱するノブさん(ユニバーサルミュージック提供)

「自由な音楽を通じて希望を人々に届けたい」。空に突き抜けるような力のある声で熱唱するノブさん(ユニバーサルミュージック提供)

 小林市出身のシンガー・ソングライター「N.O.B.U!!!(以下ノブ)」さん(24)が8月、待望のメジャーデビューを果たした。たゆまぬ努力と天性の音楽センス、ハートフルな声でファンを魅了する。(東京支社報道部長・見山輝朗)

 ノブさん(本名は非公表)は小林市内ではよく知られたバンド小僧だった。音楽好きの両親の間に生まれた3人兄弟の三男。5歳からピアノを習い始めた。3兄弟は若いころにロックバンドでエレキギターを弾いていた父の影響を受け、1997年にバンドを結成。中学2年の長男がギター、小学6年の次男はベースを、まだ小学3年だったノブさんはドラムを担当した。

 父に手ほどきを受けながら夢中で練習。中学生と小学生の兄弟バンドは「POGO→STick.(ポゴスティック)」というバンド名で地元でライブを開き、話題を集めるようになった。

 ポゴスティックは2003年、自主制作でシングルCDを発売。長男がバンドから抜けた代わりに友人1人を加えた3人編成で、本県を拠点に精力的に活動を重ねた。

「音楽の道に進ませてくれた両親、兄たちをはじめ、出会ってきた多くの音楽の先輩や仲間のおかげで今の自分がいる」。ノブさんが思いの丈を歌に込めたメジャーデビューアルバムのジャケット写真(ユニバーサルミュージック提供)

「音楽の道に進ませてくれた両親、兄たちをはじめ、出会ってきた多くの音楽の先輩や仲間のおかげで今の自分がいる」。ノブさんが思いの丈を歌に込めたメジャーデビューアルバムのジャケット写真(ユニバーサルミュージック提供)

 作詞作曲もして真剣にミュージシャンを目指すノブさんを、両親も後押しした。県内の進学ではなく、福岡市内の音楽専門の高校へ通わせた。ポゴスティックは05年、「ティーンズ・ミュージック・フェスティバル」九州大会(ヤマハなど主催)で大賞を獲得。しかし、3人は音楽性の違いから、互いに納得した上で07年に解散。18歳になったノブさんはシンガー・ソングライターとしてソロ活動を始めた。

 08年には若手の登竜門として新設された真夏のライブフェスティバル「閃光(せんこう)ライオット」(TOKYO FMなど主催)に挑戦。約5千組の応募から16組だけに与えられる演奏のチャンスを見事に獲得した。

 実力が認められ、09年にインディーズアルバムをソニーミュージック系列のレーベルから発売。ドラム、ピアノ、ギター、ベースなど全ての楽器を自分で演奏する多才ぶりを発揮し、収録曲が有線インディーズのランキングで年間6位を記録した。

 そして今年8月、ユニバーサルミュージック系列のレーベルからメジャーデビューアルバム「POWER TO THE PEOPLE!!!」を全国発売した。大切なふるさと「Miyazaki」をタイトルに入れたオープニング曲から、ジャンルにとらわれない「J(自由な)POP」9曲を収録。中でも特にキャッチなナンバー「太陽に向かって咲く花」は全国放送のスポーツ番組のエンディングテーマとして採用されるなど、着実にセールスを伸ばす。

 素顔はとても謙虚な好青年のノブさん。マイクを持つと一変し、独特のハリや艶のある声で聴衆の心を震わせていく。「恋愛や人生など、音楽を通じていろんな面から希望を伝えたい。自分が頑張る姿が、大好きな宮崎の人たちの希望になれるように、世界に羽ばたきたい」




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