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2019年10月14日(月)
みやにち首都圏マガジン

元気発信 片づけコンサルタント 近藤麻理恵さん

2012/04/24

自分と向き合う作業


女性限定の「乙女の整理収納レッスン」を東京都内を中心に行っている近藤さん。指導通りに片づけをした受講生の「リバウンド率はゼロ」という

女性限定の「乙女の整理収納レッスン」を東京都内を中心に行っている近藤さん。指導通りに片づけをした受講生の「リバウンド率はゼロ」という

 累計販売部数125万部のベストセラー「人生がときめく片づけの魔法」(サンマーク出版)の著者、近藤麻理恵さん(27)。具体的なプロフィルを公開していないが、実は宮崎と深い関わりがあった。(東京支社報道部長・見山輝朗)

 「この本は、『一度片づけたら、絶対に元に戻らない方法』を書いた本です」

 ベストセラー「人生がときめく片づけの魔法」の著者、近藤麻理恵さんは「片づけコンサルタント」という肩書で女性限定の個人レッスンを行う一方、全国ネットの人気テレビ番組に出演するなど多忙を極める。

 「宮崎に関わりがある人では」とのうわさを聞き、事務所に取材を申し込んだ。ほんわかした雰囲気を身にまといながら、非常に礼儀正しく、はきはきとしゃべる。

「宮崎は心のふるさと」と話す近藤さん

「宮崎は心のふるさと」と話す近藤さん

 「私自身は東京育ちですが、父が宮崎出身で、母の祖父母も宮崎なんです」。父親の実家に毎年遊びに出掛け、「青島やオーシャンドームで泳いだりしていました。祖母が手作りしてくれた『ねりくり』が大好物で、冷や汁も一緒に作ったりしました」。

 大好きな祖母が亡くなってからも墓参りを欠かさない。昨年の帰省時には宮崎市内の書店で自分の著書を発見。ちゃめっ気を出してポップに小さな字で「父親が宮崎出身」と書き込んだ。「そこから私が宮崎出身といううわさが広まったのかも」と笑う。

 「人生の全て」と言い切る片づけとの出会いは早い。幼稚園児のころ、専業主婦だった母が買っていた主婦雑誌を愛読。理想の花嫁になるため掃除や片づけにいそしんだ。

 中学3年のとき、当時の片づけ本のベストセラーを読んで本格的に開眼。「こんまり流ときめき整理収納法」を編み出し、大学2年で片づけコンサルタント業務を始めた。

ベストセラー「人生がときめく片づけの魔法」の表紙

ベストセラー「人生がときめく片づけの魔法」の表紙

 本で紹介している片づけの方法はかなり大胆だ。手で触ってときめくと感じたモノは残し、それ以外はどんどん捨てていく。例えば、「いつか読もうと取っている本の『いつか』は永遠に来ない」「書類は全捨てが前提」など。衣類→本類→書類→小物→思い出系(写真や手紙)と片づけの順番を定め、収納技術も具体的に解説する。

 大事なのは「何を捨てるか」ではなく、「どんなモノに囲まれて生きたいのか」と説く。「モノが果たしてくれた役割にきちんと向き合い、感謝して手放すことで、初めてモノとの関係に『片をつける』ことができたと言える。そうして手元に残ったモノこそが大切にすべきモノ」

 読者から感謝の手紙も多数届き、最近では「生きる勇気が湧いた」と自殺を思いとどまった人までいたという。

 「片づけとはモノを通して自分と向き合う作業。自分に本当に何が必要かの判断力や価値観がはっきりする。仕事や人間関係も自分のときめき基準で選べるようになる。片づけを早く終わらせ、自分のときめくモノに情熱や時間を使ってください」

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