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2018年5月23日(水)
経営JIN

経営JIN(18)宮崎空港ビル

2017/10/25
 11月5日に創立55周年を迎える宮崎空港ビル。西都市出身の長濵保廣社長(69)は社歴50年の生え抜きで、総務部長や常務、専務を経て2006年から現職。初代社長で「宮崎観光の父」と呼ばれた岩切章太郎氏の思いを継承し、「おもてなしこそ最大の観光資源」と語る。

長濵保廣社長

長濵保廣社長

 11月5日に創立55周年を迎える宮崎空港ビル。西都市出身の長濵保廣社長(69)は社歴50年の生え抜きで、総務部長や常務、専務を経て2006年から現職。初代社長で「宮崎観光の父」と呼ばれた岩切章太郎氏の思いを継承し、「おもてなしこそ最大の観光資源」と語る。

 「闘争心旺盛で我が強く、欲張り」と自己分析。やんちゃな子どものようだが、そのパワーが仕事では現状に満足せず、常に進化を求める姿勢へ直結。全国の地方空港に先駆けてターミナルビル内に広場を設けてコンサートや展示会を開くなど、地域密着型の空港づくりに取り組む。「何事も問題を共有し、社員一丸となって取り組むのがわが社の社風」と語る。

 趣味は多彩。大好きなマージャンは10日に1度。ゴルフの腕前はほどほどだが「体力で負けたくない」と、週2~3日は午前6時からジムで約1時間汗を流す。カメラも好き。

高屋靖夫専務

高屋靖夫専務

 高屋靖夫専務(65)は総務部と危機管理室を担当。今年6月に代表取締役へ昇格した。営業部に20年近く在籍。顧客本位の考え方を徹底的に学んだ。「従業員を大事にする」という長濵社長の方針に沿い、その意向を分かりやすく現場に伝え、現場の声もできるだけ早く社長に伝えるよう心掛けている。口蹄疫や鳥インフルエンザ発生の際は防疫体制整備に奔走した。

 趣味は自宅の庭いじり。宮崎空港の愛称になっているブーゲンビリアを差し木で増やし、現在は7本をガレージや垣根に配して楽しんでいる。宮崎市出身。

鈴木敏裕専務

鈴木敏裕専務

 鈴木敏裕専務(63)は売店や飲食店などの営業部門を担当。宮崎空港から本県の特産品やおいしいものを全国に向けて発信している。「空港を利用するお客さまに満足してもらえる最高のもてなしができるよう努力することが、本県の空の玄関口である宮崎空港の役割」と考える。

 休日は学生時代に聴いていた1970年代の洋楽やフォークソングでリラックス。読書も好きで、月5~6冊を電子書籍で読む。ためになる本を読もうと思っているが、ついつい娯楽小説を選んでしまうそう。宮崎市出身。

前田功常務

前田功常務

 前田功常務(59)は2014年に宮崎交通から出向。経理部門を担当している。仕事をする上での心得は「現状維持ばかりでは、後退するばかりである」というウォルト・ディズニーの言葉だ。

 半年ほど前から健康維持も兼ね、夫婦で山歩きを始めた。運動不足を補おうと健康器具を買いそろえること7種類。以前は部屋の片隅に追いやられていたが、最近は毎日1種類を稼働させるよう心掛けている。宮崎市出身。

永山博康常務

永山博康常務

 永山博康常務兼総務部長(53)は施設整備プロジェクトも担当。20年の東京五輪などに向けた快適で優しい空間づくりに取り組んでいる。総務部長としては、従業員が楽しく明るく働きやすい職場づくりに努力。「先輩方が築いてきた会社を未来へ継いでいかなければ」と口元を引き締める。

 モットーは「よく遊び、よく学べ」。お酒とサウナが好きで、特にニシタチへは情報収集とコミュニケーション力を磨くため、日々足を運んでいる。日向市出身。

豊島進常務

豊島進常務

 豊島進常務(60)は今年6月に全日本空輸から出向。インフォメーションや空港でのイベントを担当。課題解決において「落としどころ」という言葉が嫌いという。どんな問題も意見対立があるのが当たり前で、落としどころを探ることは根本的な対立構造を残したままになるから。そこで皆が今まで気付かなかった第3の方向性、つまり「意見の創造」をしたいと考えている。休日は県内の隠れた名湯探しを楽しむ。兵庫県西宮市出身。

長嶺泰弘取締役

長嶺泰弘取締役

 長嶺泰弘取締役施設部長(64)は、ターミナルビルの維持・整備を担当。南国リゾートの雰囲気を感じてもらえる施設づくりを心掛けている。地元の自然や歴史、おいしいものに関心があり、休日は夫婦で現地に出掛ける。東京に住む孫2人とSNSで交流するのも楽しみ。宮崎市出身。


社長室
 ターミナルビル2階にある社長室は、南向きの大窓から明るい日差しが降りそそぐ。執務机の上にあるブーゲンビリアの盆栽は、社員のグリーンキーパーが丹精したもの。その後方には長濵社長と同じ西都市出身で、親交の深い写真家黒木一明氏が撮影した、綾町の照葉樹林の写真が飾ってある。居心地のよい部屋だが、社長の在室時間はとても短い。報告や書類整理など朝の日課が終わると空港内を頻繁に視察。現場スタッフと気さくに言葉を交わすため、永山博康常務は「幹部社員より現場の事情に詳しいことが多く、よい意味で部下を困らせてくれる」と笑う。

会社概要
 会社概要 宮崎空港の利用者急増を受け、新設されることになったターミナルビルを運営するため1962(昭和37)年11月に設立。90年に現在のターミナルビルへ建て替えられ、99年には国際線施設が整備された。ビル内での土産品販売や飲食店の経営、イベント企画運営なども手掛ける。資本金2億円、2017年3月期の売上高は約43億円。従業員320人。本社は宮崎市赤江の宮崎空港内。

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