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2018年6月23日(土)
経営JIN

経営JIN(6)増田工務店

2017/04/26
 増田秀文社長(66)は創業者・坦(ひろし)氏(故人)の長男。日本大理工学部を卒業後、戸田建設(東京)に就職し、4年半後に帰郷。現場、総務、営業などで経験を積み、1997年に社長となった。就任時、社員に「これまでのようなワンマン経営はしない。和を大切に、全員で協力してやっていこう」と呼び掛けた。組織力を高めるには社員個々の成長が必要であり、挑戦する社員、自ら考え行動できる社員の育成に力を入れる。

増田秀文社長

 増田秀文社長(66)は創業者・坦(ひろし)氏(故人)の長男。日本大理工学部を卒業後、戸田建設(東京)に就職し、4年半後に帰郷。現場、総務、営業などで経験を積み、1997年に社長となった。就任時、社員に「これまでのようなワンマン経営はしない。和を大切に、全員で協力してやっていこう」と呼び掛けた。組織力を高めるには社員個々の成長が必要であり、挑戦する社員、自ら考え行動できる社員の育成に力を入れる。

 高鍋商工会議所会頭、県建築協会長などを務め、社外でも多忙。ストレス解消法は「飲んで寝たら、すっきり」。孫6人を含めた家族旅行が一番の楽しみ。昨夏は孫たちを喜ばせようと、ハウステンボス(長崎県)の「変なホテル」に泊まった。

 自身は少年期、自宅に職人が同居して手狭だったため、小学2年から高校3年まですぐ近所の知人宅に預けられた。その知人とは、監督として高鍋高を県勢初の甲子園出場に導いた平原美夫氏。「平原先生の子どものように育った」と懐かしむ。

増田祐介専務

 増田祐介専務(38)は増田社長の長男。「働きやすい環境づくりが今の役目。人でナンバーワンの企業を目指したい」「業界の伝統を守り、新しい時代に対応できる柔軟性を持ちたい」と抱負。大学までサッカー部、現在は宮崎大宮高の同級生でつくるフットサルチームに所属する。「第一印象(怖い人)と違うとよく言われる」とか。家族と過ごす時間が楽しみ。7、4、2歳の2男1女の成長に日々感激する優しい父親だ。お酒は弱いが、飲むのは好き。

森本恵常務

 森本恵常務(61)は建築、土木工事の実施などを所管。「建設業は地域社会との結びつきが重要であり、現場は常にその最前線にある」と考え、地域社会から信頼と満足を得られるよう努める。郷里の椎葉村に帰り、静粛な山々、清らかな水の流れを静かに眺め、深呼吸すると「全てが無になり、リセットできる」。3月に4人目の孫が誕生。慌ただしく孫たちの相手をし、くたびれるのが「最高の幸せかもしれない」。

長池明彦常務

 長池明彦常務兼宮崎支店長(62)は2000年から営業の責任者を務める。「積善の家に余慶(よけい)あり」を座右の銘とし、常に意識しているという。「積み上げた徳は必ず返ってくると信じている」。趣味は「下手なゴルフ」と謙遜。義理堅く、過去の施主と定期的にゴルフ、飲み会を続けている。飲み会では昔話に花が咲くが、実のある会話も。「経営論、人生論など勉強になることが多い」と話す。

甲斐正一常務

 甲斐正一常務(63)は主として建築の積算や資材などの購買業務を担当。現場との「つなぎ役」として工事がスムーズに運ぶよう管理指導に当たる。仕事をする上で「全てに感謝と継続」が信条。2女の父だが、一昨年に長女、昨年には次女が結婚し「少し寂しい」。温泉が好きで、月1回ほどの温泉巡りで家族サービス。年末年始、「泉質がいい」というANAホリデイ・インリゾート宮崎に家族で泊まるのが毎年の楽しみ。

ますだ・ひでふみ▽ますだ・ゆうすけ▽もりもと・めぐみ▽ながいけ・あきひこ▽かい・しょういち


社長室
 増田秀文社長が拠点とする宮崎支店社長室は広々としており、立派な神棚が目を引く。並べられたお札の一枚は速川神社(西都市)のもの。創業した坦氏の時代から参拝を続けており、さまざまな寄進も行った。今も部課長以上の20人ほどで毎月1日に足を運んでいる。毎年、旧正月には協力業者と一緒に宮地嶽神社(福岡県)などへ三社参りも。今年も50社近くが参加した。「父(坦氏)は生前『神に祈るのではなく、誓うんだ』と言っていた」と増田社長。執務デスク正面の壁には、その年度の売上目標が大きく書かれた模造紙。これを張るのが恒例となっている。

企業メモ
 1954(昭和29)年6月に創業。総合建設業として公共事業やマンション、畜産施設、商業店舗改築などの建築工事のほか、官民発注の土木工事を主力とする。宮崎支店、東京支店を展開。優良施工業者として2013年に九州地方整備局長表彰。資本金5000万円。売上高は55億円(16年9月期)。従業員数94人。本社は高鍋町北高鍋4750、宮崎支店は宮崎市南花ケ島町185。
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