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2018年7月20日(金)
経営JIN

経営JIN (3)清本鐵工

2017/02/22
清本英男社長
清本英男社長
 清本英男社長(78)が、父で創業者の國義氏=故人=の跡を継いだのは52歳。「関連会社まで含めると、従業員とその家族約4000人の暮らしを守る責任がある」と、業況が安定している時も緊張感を持った経営を心掛ける。生産性や作業効率を上げるため、「現場力」と名付けた各職場での取り組みを紹介する発表会を定期的に開催。「現場が自ら考えて行動する姿勢を評価し、会社が成長する礎にしたい」

 延岡商工会議所の会頭で現在8期目。特に「まちに活気を生む原動力」と捉えている起業家の支援に力を注ぐ。会頭との二足のわらじで多忙な中、週1回のゴルフが「息抜きであり、自分との戦い」。レギュラーティーから打つパワーを維持するため、社長室で日々のトレーニングを欠かさない。

 ファッションにもこだわりがあり、出張先で気に入った柄のシャツをしばしば購入。「毎日コーディネートするのが楽しい」と笑顔を見せる。

清本邦夫専務
清本邦夫専務
 グループを統括する清本邦夫専務執行役員(49)は清本社長の次男。約4年前に代表権を持ってからは「粘り強く物事を継続することや、うまく仕事を進めるための方策を常に考え、実践する重要さを感じている」という。

 社員が気持ちよく働ける企業文化の構築に心を砕いており、経営者の一人として意識しているのがコミュニケーション。「社長から早口を注意されるので、ゆっくり話すようにしている」

 体力維持とストレス解消にランニングを取り入れており「近い将来、マラソンに挑戦したい」とも。週末は家族との時間を楽しむ。

西村憲治常務
西村憲治常務
 西村憲治常務執行役員製品事業本部長(63)は、本社工場や千葉県の営業所を統括する。「ものづくりには常に改善提案が伴うが、顧客目線も重要」と説く。イベント参加や学生インターンシップの受け入れなど、地域に根差した活動にも注力している。

 高校で始めたラグビーを大学、さらに社会人になってもしばらく続けた元ラガーマン。最近はゴルフに熱中。晩酌も大好きで、芋焼酎が特に気に入っている。

清本国義常務
清本国義常務
 清本国義常務執行役員鋳鋼事業本部長(55)は、清本社長のおいで佐賀県武雄市出身。船舶用アンカーや船尾部品などを手掛ける鋳鋼事業と国内外の関連6社を担当する。従業員の高齢化が進む中、技術継承を課題と捉えて取り組んでいる。何事も「継続は力なり」がモットー。

 入社以来暮らす延岡市を第二の故郷として愛する。「人との交流が目的」と語るゴルフと、健康のために始めたトレッキングが趣味。

藤田邦彦常務
藤田邦彦常務
 藤田邦彦常務執行役員メンテナンス事業本部長(64)は、生産工場の保全や設備改造などを主に担当する。「現場で日々働く全ての従業員が、一日無事に過ごせることこそ事業運営の根幹」と言葉に力を込める。

 自宅のオーディオ室で、焼酎を片手にジャズやシャンソンなどを聴いている時が一番心が休まる。ただし家族からは部屋を明け渡すよう言われており、別の4畳半の部屋を自力で防音室に改造中。

石本順一常務
石本順一常務
 中国・大連に駐在する石本順一常務執行役員開発部事業推進室海外・環境事業担当(63)は、現地や韓国で展開する汚水処理や食品・環境関連機器の販売などを担当。物事の根本を忘れず、周囲の人々に感謝する大切さを説く「飲水思源」が信条。

 自身の子どもと同世代の従業員が多く、家族同然の付き合いから「たくさんの子や孫の成長が楽しみ」。休日は約1時間のウオーキングを欠かさない。ただ冬は大気汚染が深刻で、室内で体を動かすことも多い。

 
清本英義執行役員
清本英義執行役員
清本英義執行役員管理本部長(51)は、清本社長の長男で人事総務を担当。座右の銘は「事の誤りは得意の時 事の成るは失意の時」。一貫して「管理」という言葉の付いた部署で働いているが「自分は管理・干渉されるのは大嫌い」。凝った料理はできないが、冷蔵庫にある食材で手早く料理するのが得意。

吉川裕之執行役員
吉川裕之執行役員
 吉川裕之執行役員管理本部副本部長兼延岡管理部長(54)は、財務と法務を担当。「大丈夫、絶対に乗り越えられる」という信念で何事にも立ち向かってきた。学生時代はフォークギターに親しみ、バンド活動も。現在は焼酎とカラオケを楽しんでストレスを発散している。
(西村公美)
 きよもと・ひでお▽きよもと・くにお▽にしむら・けんじ▽きよもと・くによし▽ふじた・くにひこ▽いしもと・じゅんいち▽きよもと・ひでよし▽よしかわ・ひろゆき

社長室
社長室
 「安らぎの空間で、家にいるよりも好き」と清本社長。約20平方メートルの広さがあり、その中で目立つのは美しい書体で書かれた般若心経の額。現地法人がある中国・大連市金州区(現金州新区)の区長を務めた知人から昨年贈られたもので、「中国に進出した時のことや、延岡市と友好都市を締結したことを思い出す」と目を細める。

 50年以上続けているゴルフのスコアアップを目指し、体力づくりも欠かさない。脚力を向上させる運動器具や安定したスイングをするための素振り用の棒などが置いてあり、暇があれば体を動かしているという。

企業メモ
 1937(昭和12)年創業。化学工場のメンテナンスや船舶用アンカーなど鋳鋼製品の製作、発電用設備などの設計・製作をするほか、タイムカプセルの製作も手掛ける。メンテナンス事業などの拠点は本社のある延岡市で、鋳鋼事業は佐賀県武雄市に拠点を構える。2016年3月期の売上高は138億円。従業員数453人。資本金9500万円。本社は延岡市土々呂町6の1633。

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