みやビズ

2018年10月17日(水)
海外事情 定期便 ~ジェトロ宮崎より~

オーストラリアで手軽な日本食品が好評

2018/01/17
 好景気に沸くオーストラリア。個人消費も旺盛で、都市部のレストランは多くの人でにぎわっている。そんなオーストラリア市場では今、手軽に食べられる日本食品が受けているようだ。

経済成長が続くオーストラリア

経済成長が続くオーストラリア

 好景気に沸くオーストラリア。個人消費も旺盛で、都市部のレストランは多くの人でにぎわっている。そんなオーストラリア市場では今、手軽に食べられる日本食品が受けているようだ。

 オーストラリアでは25年連続で経済成長が続いており、シドニー市内はマンションなどの建設ラッシュ。オープンテラスのバーは人であふれ、日系の日本食レストランも次々とオープンしている。街中にあるテークアウトのお店では、巻きずしをファストフード感覚で食べられるなど日本食も浸透している。

 そんなオーストラリア市場において、食品輸入全体に占める日本の割合は1%にも満たず、日本からの輸出にはまだまだ伸びしろがあるといえそうだ。個人の可処分所得が日本のおよそ1.5倍と高いところも魅力的である。食料の自給率が高く、輸出大国のオーストラリアだが、実際は日本からの食品輸出が徐々に増えているのが現状だ。

 実際にどのような日本食品が受け入れられているのか。最近はおいしくてヘルシーであることに加え、調理の手間や時間がかからず簡単に食べられることがとても重要なポイントとなっている。上述のファストフード感覚で食べられるものをはじめ、現地の日本食材店では加工品の取り扱いが目立ち、即席麺や即席みそ汁などもよく売れているという。

県内企業と商談を行うオーストラリアのバイヤーら

県内企業と商談を行うオーストラリアのバイヤーら

 この背景として、好景気で忙しいオーストラリア人が手軽に食べられる日本食品を求めていることがあげられる。もともと共稼ぎの多い国で、手軽な加工食品のニーズは高い。これに好景気が輪をかけて、簡単に食べられる食品の需要が拡大している。もちろん日本食の場合、「だし」の文化ということもあって、その調理法がオーストラリア人にはあまり知られていないこと、さらにオーストラリアには生鮮食品に対する厳しい検疫があるため、加工品の輸出割合が大きいことも起因しているとみられる。

 いずれにせよオーストラリアで手軽な日本食品が受けているのは事実で、この機会をうまく捉えるに越したことはない。宮崎では食材の供給に対して加工まで施すケースはそれほど多くないが、将来的な日本の人口減少を見越して海外市場を開拓していくならば、今後は加工品に目を向けることも必要といえる。それによって輸出に必要な賞味期限が大幅に延びるだけでなく、上述のようにオーストラリアのような食品輸出大国の市場にも入り込む余地が生まれてくるだろう。

 なお、オーストラリア市場に挑戦する他県企業の取り組みについて、ぜひとも以下の動画で詳細をご覧いただきたい。

 「食料輸出大国オーストラリアが求める日本食品」(9分31秒)
https://www.jetro.go.jp/tv/internet/2017/11/9a511715c43321fc.html
 ジェトロウェブサイト テレビ番組「世界は今」(動画視聴無料)
(ジェトロ宮崎貿易情報センター・宮内安成)

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