みやビズ

2019年10月18日(金)
上々企業

コロンブスかわの(日向市)

2014/07/04

こだわりの商品を手作りで

県外の生活協同組合の共同購入注文数1位を獲得した「からし漬けの素」

県外の生活協同組合の共同購入注文数1位を獲得した「からし漬けの素」

 現在、健康食品や無添加食品の売れ行きが好調な中、素材の味を生かした商品が拡大傾向にある。コロンブスかわの(日向市)の河野稔社長は、「素材本来の味を生かした味付けができるのも、手作りならでは。手作り生産のメリットを生かした商品の製造、開発に今後も取り組んでいきたい。」と話す。

 同社はシイタケなどの干物販売業としてスタート。顧客ニーズに応じて量や質、包装形態でシイタケを仕入れ販売する「小分け加工」という業態に特化して業容規模を拡大させてきた。転機は、中国産食品に対する不信感の拡大。同社も一部海外商品を取り扱っていたが、消費者の志向が国産品に移ったことなどを境に、併業していたドライフルーツや乾燥野菜、ナッツなどの加工販売を主業化。春巻きやシューマイといった中華食材の製造にも取り組み、自社製品だけでなく相手先ブランドによる生産(OEM)も手掛けるようになった。

 中でも、冷凍ギョーザは九州産の豚肉を100パーセント使用。国産野菜も100パーセント使うこだわりで人気が高い。また、ドライフルーツやナッツの製造で培ったノウハウを、トマトやミカンといった野菜や果物にも生かした商品を開発。堅調な売れ行きを見せている。

 「手作りだから数は作れない。受注生産だから作り置きもできない。手間暇かけた分、作り立てで安心・安全な商品を提供できる。付加価値のある商品でないと、県内だけでなく県外でも売れない」と河野社長は語る。

 飽くなき探求心で商品開発を行い、現在の売れ筋商品は「からし漬けの素」。からし、砂糖、塩、ウコンをバランスよく調合し、粉末状に仕上げてある。手軽にからし漬けができることや、添加物を一切使用していないこと、何よりも素材の味を生かしている点などが好評で、県外の生活協同組合の共同購入注文数1位を獲得。月8000個もの注文を得ている。

 今後の展開について河野社長は、「どこのスーパーでからし漬けの素を買えるのかといった問い合わせが多い。大変ありがたい。当社が作るのは独自の味をもった商品。変わらない味を提供していくので、よろしくお願いします」と笑顔で話す。

 今夏には宮崎市内の百貨店へ出店する計画もあり、業者向け販売やインターネット経由での販売だけでなく、店舗販売も強化する意向だ。

 
設立:2000年1月
資本金:300万円
本社:日向市財光寺396-1
TEL:0982(52)4060
http://www.columbus-gyoza.co.jp/
 良い素材に一手間加え、手作りならではのこだわりが商品に込められていると感じた。
 常に新商品の開発にいそしんでいる河野社長のアイデアに満ちあふれた表情はとても印象的で、今後の活躍に期待したい。
(帝国データバンク宮崎支店・宮本幸一)

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