みやビズ

2019年6月16日(日)
上々企業

WASHハウス

2014/05/23

快進撃を支えるビジネスモデル

 九州と山口でコインランドリーを172店舗(4月末現在)営業するWASHハウス株式会社(宮崎市、児玉康孝社長)。県内ではテレビCMなどで知られ、実際に店舗を利用した人も多いことだろう。

WASHハウスの本部内コールセンター

WASHハウスの本部内コールセンター

 年を追うごとに出店数は右肩上がり。2011年が10店舗、12年が18店舗、そして13年は過去最高の31店舗を開店した。しかし、注目したいのはこれまでのFC店の閉店数。オーナー側の都合で閉店せざるを得なくなったのはわずか2店舗という事実からも、オーナーの高い満足度がうかがえる。

 この快進撃を支えるビジネスモデルは、特許取得済みの「店内カメラと遠隔操作を組み合わせた管理システム」に裏付けされた管理体制。本部のコールセンターでは各店舗の店内カメラで撮影される稼働状況をリアルタイムに掌握しながら、機械トラブルなどに24時間、迅速対応できる点が強みだ。

 また、殺菌・清掃を毎日1回徹底して行うほか、集金や両替機の補充、機器メンテナンスなども同社で対応するため、オーナーの手間がかからない点も評価されている。ランニングコストも店舗が増えるにつれてスケールメリットが生きるため、プロパンガスや洗剤、柔軟剤が割安になるという。

 WASHハウスは宮崎発祥ながら、店舗数が最も多いのは福岡の65店舗。04年11月に開店した宗像店を皮切りに、短期間で宮崎を上回る店舗数となった。福岡の人口が多いとはいえ、オーナーに安心感を与えるビジネスモデルが浸透した結果といえる。加えて近年は中国から飛来する黄砂やPM2.5を懸念し、洗濯物の外干しに抵抗がある利用客が増えており、特に福岡での需要が堅調に推移する要因となっているようだ。

 すでに店舗数が九州屈指の規模となった同社が、広島に進出する。5月8日に広島支店を開設したのに続き、同30日に広島での直営店1号店を開店する予定だ。広島でもPM2.5に対する関心が高まっており、商機があると見込んでいる。

 同社の店舗では布団が丸洗いできる洗濯機を備えているのもポイント。児玉社長は「環境志向や健康志向が高まりを見せている中、さまざまな原因によるアレルギーが問題になっているが、その解決方法のひとつに毎日使う布団を清潔に維持することが挙げられると考えます。もっと気軽に布団を丸洗いすることで、毎日使う布団だからこそきれいに使うという生活文化がもっと広がれば、当社も存在意義がある企業として社会的に貢献できると思います」と話す。

 同社は引き続き県内でもFC店のオーナーを募集するほか、店舗用不動産の情報も求めている。遊休資産がある企業はもちろん、資産を有効に利用したいという不動産オーナーもぜひ一度同社に連絡を。

 
設立:2001年11月
資本金:1億4000万円
本社:宮崎市新栄町86-1
TEL:0985(24)0000
http://www.wash-house.jp/
 FC展開は、店舗数の増加が必然的に利用客の増加と知名度の向上という好循環につながり、実際に同社の出店数は加速度的に上向く。今年の出店数は50店舗以上を目指すという。

 来年1月に相続税法が大幅に改正される。遊休地に同社のコインランドリーという投資は相続対策としても選択肢の一つだ。広島はもちろん、全国各地での事業展開に期待したい。
(帝国データバンク宮崎支店・忠平匡胤)

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