みやビズ

2019年4月19日(金)
上々企業

平和食品工業

2014/03/28

こだわりの新工場が完成

 平和食品工業は、本社を新築移転し、平成26年3月から新たな社屋で業務を開始した。敷地面積1,350平方メートル、建物延べ床面積710平方メートルの規模で、衛生面や生産面でこだわりのある新工場が完成した。

徹底した衛生管理も

衛生面や生産面でこだわりのある新工場と、軽食もできる直売所を備える平和食品工業の新社屋

衛生面や生産面でこだわりのある新工場と、軽食もできる直売所を備える平和食品工業の新社屋

 平和食品工業は鶏炭火焼きやチキン南蛮などの鶏肉加工品や豚炭火焼きなどの豚肉加工品、契約農家から仕入れた鶏卵の販売を行う。

 鶏炭火焼きには特にこだわりがあり、大型の七輪(しちりん)を使って炭火で手焼きを行う徹底ぶりである。七輪は、能登半島(石川県)の珪藻土から作る特注品で、備長炭による火力が強いことから、3カ月保たずに新しいものに入れ替えるという。新工場においても職人が七輪を使って手焼きを行うやり方に変わりはなく、新工場では実際に炭火焼きを行っている様子を見学できるようになった。味覚・嗅覚に加え、視覚・聴覚でも炭火焼きの味が楽しめることになる。

 また、リピーターが直接、工場に商品を購入するために訪れていたことから、工場の1階に工場直売店として「宮崎かしわや」を併設、炭火焼きなどの商品を販売するほか、その場での軽食も可能となる。

 衛生面では、衛生管理のスペシャリストと顧問契約を行い、徹底した衛生管理を行う。

「焼く」「揚げる」「煮る」で3拍子揃った生産体制

 これまでは、「焼く」と「揚げる」の2工程であったが、旧工場を活用して「煮る」工程を加えることで顧客のニーズに対応できる設備が充実。これにより、惣菜や弁当などに注力できる体制が整うことになる。また、OEMによるPB商品では、宮崎県外からの引き合いが多く、受注が拡大傾向にある。一般的にOEMによるPB商品は、大量生産となるが、当社では小ロット多品目の生産が可能であり、新工場による新体制への移行により、さらなる受注拡大が期待される。

手間暇かけたおいしさ

炭火焼き、卵などの商品を販売する直売所「宮崎かしわや」

炭火焼き、卵などの商品を販売する直売所「宮崎かしわや」

 見学できるスペースがあることから七輪で炭火焼きを行っている様子を見ることができ、炭火で実際に焼いている様子を見学すると、手間暇を惜しまず、味のために人の手をかけていることがわかる。

 また、卵についても、地元生産者との連携により餌にこだわった運営を行い、当日産卵した新鮮な卵を自社工場でパック詰めして販売する。

 鶏炭火焼き(ギフト用など真空パックを除く)は、当日製造した商品だけを販売、半身唐揚げは注文を受けてから製造する。また、持ち帰り用の鶏炭火焼きには、当社独自のうまみエキスをサービス、レンジで温めるとできたての風味が味わえるように工夫している。

からあげグランプリで最高金賞を狙う

 2013年には第4回からあげグランプリの半身・素揚げ部門で、半身唐揚げが金賞を受賞、2014年の第5回からあげグランプリでは、最高金賞を狙う。半身唐揚げは、鶏の半身を丸ごと揚げたもので、独自の調理法と秘伝の調味料で味付けしており、外はカリッと中はふっくらした独特の食感が人気だ。半身唐揚げにおいても、鶏炭火焼きで培った手間暇を惜しまない、こだわりが垣間見える。

 
設立:1986年3月
資本金:300万円
本社:国富町竹田962-1
TEL:0985(75)6744
URL: http://heiwask.com/
 新工場の新築により増産体制が確立され、工場直売店が併設されることで、売上高の増加が期待できる。また、宮崎市から綾町へ向かう県道26号沿いに位置して立地条件も良く、これまで通過点であった国富町に観光客が立ち寄るケースも増えるのではないだろうか。宮崎の味である鶏炭火焼きの工場直売の味を提供するサービスは当社にしかできないものであり、「安全・安心なもの」をより「安く・おいしく」提供できる体制が整ったことは、地域への貢献度も大きいだろう。
(帝国データバンク宮崎支店・山内良造)

アクセスランキング

ピックアップ