お勧めビジネス書&最新ランキング 10月
AI(人工知能)が驚異的なスピードで進化を遂げており、人間と同等、あるいは超える汎用能力を獲得する「シンギュラリティー(技術的特異点)」が遠くない未来に訪れるとされている。その時が、人類社会がきわめて大きく変わる節目になるのは避けられないだろう。
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本書では、そんな未来を予測している。「AIとは」「人間とは」「神とは」「宗教とは」などの根源的な問いを考察しつつ、AIが「神になる」べきというきわめて大胆な仮説を提示。政治や経済などを、無私に、かつ人間の心理や感情をくみ取りながら論理的な判断を下せるAIに任せ、人間がそれに従う社会が理想とする。そしてそれに向けて私たちが何をすればいいのか、AIとどう向き合えばいいのか、問題提起をしている。
著者は、ジャパン・リンク代表取締役社長、ソフトバンクシニア・アドバイザー。コンサルタントとして世界を舞台に活躍する。
御社の働き方改革、ここが間違ってます! 残業削減で伸びるすごい会社/白河 桃子著/PHP研究所(PHP新書)
「働き方改革ブーム」と呼んでもいいような状況の中、各企業では、単純に「早く帰れ」と言うだけ、各社員の業務の効率化に向けて尻を叩くだけ、といった「見せかけだけの働き方改革」も散見される。また、どこから手をつけていいかわからず困惑する経営者もいるだろう。政府の「働き方改革実現会議」で有識者議員を務めた著者は本書で、働き方改革は「会社の魅力化プロジェクト」であるとし、生産性向上はもちろん、人材不足解消、イノベーション創出、労働環境の改善など、総体的な職場改革、経営改革の機会にすべきとしている。
本書では、働き方改革実現会議での経験、先進企業やその経営者たちへの取材などを踏まえ、具体的事例やデータを豊富に紹介しながら、新しい働き方の理論とノウハウを徹底解説している。著者は相模女子大学客員教授で、少子化ジャーナリスト、作家として活躍。住友商事、外資系金融などを経て著述業に入り、山田昌弘氏との共著『婚活時代』(ディスカヴァー携書)で婚活ブームを巻き起こした。
【ビジネス書ランキング・10月17日】e-hon 全国書店調べ
順位 | タイトル | 著者 |
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① | スタンフォード式最高の睡眠 | 西野精治 |
② | 新卒採用力が会社の未来を決める! 強い中小企業が秘かにやっている人材戦略 | 小山昇 |
③ | 多動力 | 堀江貴文 |
④ | 大人の語彙力が使える順できちんと身につく本 ひと言で知性があふれ出す | 吉田裕子 |
⑤ | 会社四季報業界地図 2018年版 | 東洋経済新報社/編 |