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2018年5月21日(月)
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随所に人生や仕事上のヒント

2017/05/24
 この本は英国の著述家サミュエル・スマイルズ(1812~1904年)の訳で、原著は150年以上前に出版された。自分の運命を切り開く自助、つまりは自己実現につながる生き方を多くの偉人のエピソードなども交えて示しており、その内容は色あせることなく、今なお世界中で読み継がれている。

元廣桂三さん(東京海上日動火災保険 宮崎支店長) サミュエル・スマイルズ著、竹内均訳「自助論」(三笠書房)


もとひろ・けいぞう 1992年、東京海上火災保険(現東京海上日動火災保険)入社。北海道支店釧路自営支社長、東京自動車営業第三部部長などを経て2017年4月から現職。大学までサッカー部に所属。慶応大法学部卒。東京都出身。47歳。

もとひろ・けいぞう 1992年、東京海上火災保険(現東京海上日動火災保険)入社。北海道支店釧路自営支社長、東京自動車営業第三部部長などを経て2017年4月から現職。大学までサッカー部に所属。慶応大法学部卒。東京都出身。47歳。

自助論

著 者:サミュエル・スマイルズ著、竹内均訳
出版社:三笠書房

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 この本は英国の著述家サミュエル・スマイルズ(1812~1904年)の訳で、原著は150年以上前に出版された。自分の運命を切り開く自助、つまりは自己実現につながる生き方を多くの偉人のエピソードなども交えて示しており、その内容は色あせることなく、今なお世界中で読み継がれている。

 本との出合いは10年ほど前。当時の上司に薦められて読んだところ、非常に分かりやすく、内容がストンと腹に落ちた。しかし、偉人のような努力や勤勉、それらの持続、時間の使い方などは、とてもまねできない。

 ただ、近づくことはできる。例えば、本を読み終わった後、無意識に「時間を大切にしないといけない」と考える自分がいた。本で繰り返し説かれていたことだ。実践しようと意識していたわけではないが、自然と意識していた。これならできる。「無意識のうちに意識していた」という状態が続くよう目につく所に本を置き、本の存在が意識の片隅に残るようにしている。

 この本には実に多くのキーワードやエピソード、格言などが出てくる。類似した意味のものも多いので、全てを頭に入れようとするのではなく、気になったワードを書き出し、それを読み返すことをお薦めする。私の場合は、まず1行目にある「天は自ら助くる者を助く」。自助とは何かを簡潔、的確に述べている。そして「意志のあるところ、道は開ける」も実践したい格言として大切にしている。

 「ビジネスの成功へ至る道は、同時に常識を身につける道でもある」という言葉には共感を覚える。私も以前から部下に「いくら高い目標を掲げても、その土台となる当たり前のこと、常識的なことができなければ、目標に到達することはできない」と話している。言い換えれば凡事徹底だ。4月に赴任してきた、ここ宮崎支店でも根づかせたいと考えている。

 また、ビジネスを成功させる六つの原則として、(1)注意力(2)勤勉(3)正確さ(4)手際のよさ(5)時間厳守(6)迅速さ-が挙げられており、これも私は書き出している。

 とても紹介しきれないが、この本には人生や仕事上のヒントが数多くちりばめられており、万人に読んでもらいたい。大げさに考えず、気軽に、斜め読みでもいい。きっと何らかの気づきが得られる。

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