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2019年8月26日(月)
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堀川佳恵さん(一般社団法人STEP UP代表理事)

2014/12/03
【わたしの一冊】堀川佳恵さんお勧めは、水野敬也、長沼直樹著「人生はニャンとかなる! 明日に幸福をまねく68の方法」(文響社)

水野敬也、長沼直樹著「人生はニャンとかなる! 明日に幸福をまねく68の方法」(文響社)

元気をもらえる「心のビタミン剤」

ほりかわ・よしえ 大分県別府市出身。2012年11月に就労支援A型CoCoRo事業所(宮崎市大工3丁目)を開所した。1974(昭和49)年8月生まれの40歳。

ほりかわ・よしえ 大分県別府市出身。2012年11月に就労支援A型CoCoRo事業所(宮崎市大工3丁目)を開所した。1974(昭和49)年8月生まれの40歳。

人生はニャンとかなる! 明日に幸福をまねく68の方法

著 者:水野敬也 長沼直樹 
出版社:文響社

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 書店に何げなく足を運んだときに、本書のタイトルがパッと目に飛び込んできた。かわいいしぐさのほほ笑ましい猫の写真68枚と、その写真にマッチしたキャッチコピー、偉人の逸話・格言が掲載されており、ページをめくるたびに心が癒やされた。

 障害がある人の継続的な就労支援を目的とする事業所を手掛けていて、就労者の「自立」に重きを置いて活動を続けている。事業所には心に傷を抱えた人がいる。自分に自信が持てず、人間関係に疲れ、人間不信から人との接触が困難なケースも多い。はたから見ればそこまで悩まなくても・・・と思えることでも、当事者にとっては切実な問題。心に余裕がないときには、人の優しさやアドバイスを素直に受け入れられない。社会と距離を置き、人とコミュニケーションを取ることに抵抗を感じてしまう。彼らの心は繊細で、言葉一つ一つにも敏感に反応する。

 本書では、人生における大切な言葉を伝えているが、言葉だけでなく猫の写真と一緒に載っているので、やさしく胸に響いてくる。事業所にも置いていて、みんなで愛読している。私のお気に入りの一文は「春は、必ずくる」だ。私自身、つらい事があった時を振り返ると、いろいろな人の支えがあって乗り越えられたことに気付く。「私だけがつらいんだ」「自分は一人ぼっち」と思っている人には、まわりをよく見渡してみてほしい。きっと、手を差し伸べてくれる人はいるはず。それでも見つからないと思ったら、私を頼ってほしい。誰にでも居場所はあるのだ。

 「人の支えになりたい」と思って事業所を立ち上げたが、彼らから逆に元気をもらうことも多い。彼らのおかげで、自分自身が輝ける場所を見つけることができた。

 本書の「人生はニャン度でもやり直せる」というフレーズも好き。もし、失敗してもやり直しは利く。失敗から学んで、次に生かせばいいのだから。心が疲れきっていて誰かに「大丈夫だよ」と、背中を押してもらいたい時に読んでいただきたい。犬バージョンの「人生はワンチャンス!」もお薦めだ。

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