みやビズ

2018年6月19日(火)
クリック健康

がん予防と検診のススメ(上)

2017/08/09
20170808-0808-01.jpg 日本人の死因のトップ「がん」。国民の2人に1人がなるといわれていますが、必要以上に心配することはありません。がんから身を守るために予防知識を高めていきましょう。

生活習慣などを見直そう


 日本人の死因のトップ「がん」。国民の2人に1人がなるといわれていますが、必要以上に心配することはありません。がんから身を守るために予防知識を高めていきましょう。

20170808-0809click-kenko.jpg
 人の体からは毎日たくさんの細胞が生まれています。遺伝子が傷つき、がんの「芽」となる細胞もたくさん生まれますが、これらの細胞のほとんどは修復されるか、死んで排除されます。一部がたばこやアルコール、ウイルス、不適切な食生活などを通して、ひたすら増え続けるがん細胞へと変わっていきます。10~20年かけて1センチほどの腫瘍に育ちます。放っておくと、その後1~5年の期間で5、6センチの大きさになります。

 ハーバード大学の「がん予防センター」によると、がん死の原因は喫煙が30%、不適切な食事とその結果起こる肥満が30%、運動不足5%、飲酒3%と報告されています。また、厚生労働省の喫煙の健康影響に関する検討会報告書(2016年)によると、たばこの煙には約5300種の化学物質があり、その中に約70種類の発がん性物質が含まれています。これらの物質は喉や肺など、たばこの煙に直接触れる場所だけでなく、血液を通して全身に運ばれてがんの原因となり、咽頭がんや食道がん、肺がん、肝臓がんなどになりやすいとされています。

 特にたばこは、本人だけでなく喫煙者のまわりの人にも大きな影響を与えます。副流煙には発がん性物質やニコチン、一酸化炭素などの有害物質が主流煙の数倍も含まれていて、受動喫煙により肺がんなどになる危険性が高まるのです。これらのリスクを考えれば、禁煙ががんにならないための近道だと言えそうです。

 がんは未解明の部分も多い病気で、発生原因やメカニズムについてすべてが解明されているわけではありません。遺伝などの先天的な体質や生活習慣などが複雑に絡みあって発症する場合が多いと考えられています。次回はがん検診についてお伝えします。
  
(取材協力:宮崎県健康づくり協会)

アクセスランキング

ピックアップ