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2018年10月23日(火)
フードビジネスの今

都農キウイ初収穫 国内産地化目指し一歩

2017/10/13
収穫祭で地域住民らに公開された農場。広大な敷地にキウイがたわわに実っている

収穫祭で地域住民らに公開された農場。広大な敷地にキウイがたわわに実っている

 ニュージーランドの大手農業法人と連携してキウイの大規模産地化を目指す都農町と現地法人「マイキウイ」(ヤン・ベネス社長)は8日、同町朝草の農場でキウイの初収穫を行った。実証段階のためキウイは市場に流通しないが、今後は農場の規模拡大など国産キウイ生産モデルの確立を目指す。関係者は「夢の産地化に向け、第一歩を踏み出すことができた」としている。

 町は「キウイフルーツ産地づくり事業」として、2015年から同地区で同社が直営するトライアル(実証)農場の6・4ヘクタールを造成し、同年10月から定植をスタートした。初年度は40~45トンの収穫を見込んでおり、将来は農場の規模拡大や安定生産の態勢を整え、大手ブランド会社を通じて販売する。

 キウイは国内流通のほとんどをニュージーランド産が占める。一方で、キウイの国内消費量は右肩上がりで、輸入量も増加傾向。季節が正反対の日本とニュージーランドで生産拠点が整えば、通年での供給が可能になるという。また町にとっては遊休農地の解消や若手農家の育成、ニュージーランドとの国際交流などのメリットがあり、既に同社では22人の雇用を実現した。

 同農場であった収穫祭には、町やニュージーランドの関係者、地域住民ら約200人が出席した。河野正和町長は「ニュージーランドの人たちによって町民の目が世界に向くようになってきた。これからも国際交流を進め、町を活性化させたい」とあいさつ。ベネス社長は「多くの人の期待に応えるよう、国内マーケットだけでなく世界に輸出できるキウイを作っていく」と話した。

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