みやビズ

2018年6月23日(土)
フードビジネスの今

地頭鶏輸出を本格化 20年度30トン目標

2017/09/06
試食などでPRするみやざき地頭鶏事業協同組合や県の担当者たち=5日午後、香港(同組合提供)

試食などでPRするみやざき地頭鶏事業協同組合や県の担当者たち=5日午後、香港(同組合提供)

 県が開発したブランド地鶏「みやざき地頭鶏(じとっこ)」が、海外進出に向けて本格的に動きだす。生産者でつくる「みやざき地頭鶏事業協同組合」(岩倉康弘理事長)と県が連携して初輸出を実現し、5日から香港で開催中の見本市に出展。「おいしい」「味が濃い」と好評だった。2020年度に30トンの輸出目標を掲げる県は「販路拡大に向けて準備を進めたい」としている。

 出展したのは「レストラン&バー香港2017」(5~7日、香港コンベンション&エキシビジョンセンター)。香港で年1回あり、各国のホテルやバー、レストランなどの飲食業関係者にPRする絶好の場となっている。昨年度は370社が出展し、来場者は約2万人に上った。

 みやざき地頭鶏は30羽分(約64キロ)を冷凍して輸送し、ホットプレートで焼いて提供した。同組合の安藤忠弘専務は「多くの来場があり、『おいしい』『味が濃い』と好評だった。数社と名刺交換もできて商談につながりそう」と手応えを感じている。

 県畜産振興課によると、みやざき地頭鶏は現在、同組合が認定した農家53人が生産している。やわらかでジューシーな食感が大都市圏でも人気を呼び、出荷は1990年度の1万1千羽から、ピークの2015年度には72万4千羽へと拡大していた。しかし、16年度は70万6660羽と減少し、新たな販路を海外に見いだす必要性から、県と同組合は昨年度から輸出を検討。日本が鶏肉を輸出できる国・地域のうち、関税がなく、高所得で、外国人観光客も多い香港をターゲットに設定した。

 各生産者で食鳥処理する中、輸出に対応できる処理態勢づくりが課題だったが、国の輸出認定工場を持つ鶏肉加工販売「宮崎くみあいチキンフーズ」(宮崎市)に委託することで解決した。

 県畜産振興課の黒木豊美主幹は「ひなの安定供給や認知度アップも取り組み、出荷量の増加を目指したい」と話している。

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