みやビズ

2019年7月19日(金)
フードビジネスの今

干しシイタケ根強い人気 宮崎市、世帯購入量「2位」

2017/05/01
都道府県庁所在市など調査

スーパーマーケットには本県産を中心に大きさ別やカットしたものなどさまざまな干しシイタケの商品が並ぶ=30日午後、宮崎市・HEARTYながやまボンベルタ橘店

スーパーマーケットには本県産を中心に大きさ別やカットしたものなどさまざまな干しシイタケの商品が並ぶ=30日午後、宮崎市・HEARTYながやまボンベルタ橘店

 宮崎県の特産品でもある干しシイタケの1世帯当たり購入量と金額で、宮崎市が共に全国トップクラスにあることが国の調査で明らかになった。
 総務省統計局が2人以上世帯に行った家計調査の「品目別都道府県庁所在市・政令指定都市ランキング」(2014~16年平均)で、同市の購入量は2位、支出金額は3位に入った。購入量は2009~11年平均は9位だったが、全国的に減少傾向の中で逆に伸び続け10~12年平均以降、5期連続でベスト3をキープ。煮しめなど本県の食文化に加え、生産量も本県は全国2位を占めるなど、干しシイタケが食卓に身近な存在となっている。

 同ランキングは全国52市の約7700世帯を対象に、1世帯当たりの年間購入量や金額を品目別に算出。3年間の平均でまとめた。同市の調査分は約90世帯。調査で、干しシイタケの購入量は128グラム(全国平均58グラム)で大分市に次ぐ2位、金額は768円(同472円)で大分、那覇市に次ぎ3番目に多かった。

 共にトップ3に入った理由について、美郷町北郷の乾シイタケ問屋「岡田商店」の岡田光さん(34)は「本県では煮しめをはじめ、すしの具やめんつゆのだしに使われるなど、干しシイタケを使った家庭料理が昔からあり親しまれてきたからではないか」と話す。

 本県の干しシイタケ生産量(15年)は486・7トン。全国シェアは18・5%で、大分県に次いで2位。宮崎市の干しシイタケ購入量、金額は共に前期(13~15年)より減少したものの、購入量は全国平均が5期連続で減少する中、同市は前期まで4期連続で増加を続けていた。

 生産者で諸塚村しいたけ部会長の若本康弘さん(61)は、「全国で消費量が落ち込んでいる中、宮崎の方々に多く買ってもらいありがたい」と歓迎。

 一方、岡田さんは、「核家族化が進む中、親から子に受け継がれてきた干しシイタケ料理が食卓に並ばなくなるのでは」と危惧。「次世代に味を残すため、パスタなど洋風料理にも合う干しシイタケ調理法を提案していきたい」と話している。

アクセスランキング

ピックアップ