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2018年4月23日(月)
フードビジネスの今

【モノづくり都城】納豆など食品 竹之下フーズ

2017/04/18
主力の「高千穂 丹念納豆」(左下)やところてん、こんにゃくなどの商品

主力の「高千穂 丹念納豆」(左下)やところてん、こんにゃくなどの商品

 好きな人は毎日でも食べる納豆。都城市の竹之下フーズは、県内でも数少ない納豆を中心に食品を製造するメーカーだ。手作りで生み出される高品質な商品と、販路拡大へ導入したネット販売の相乗効果で、全国にファンを拡大している。

 同社は1956(昭和31)年に創業。「当初はかりんとうなど菓子やモヤシを作っていたと聞いている」と専務の竹之下正史さん(37)。ある時、祖父で創業者の正人さんが納豆を口にし、そのおいしさに感動して自社で作り始めたという。

 現在のラインアップの納豆、ところてん、こんにゃくのうち納豆は飲食店やホテル向けなど業務用を含め30アイテムほどあり、売り上げの6割を占める主力に育った。その中でも人気が高い「高千穂 丹念納豆」は原料と手作りにこだわる。

 各産地のものを吟味した結果、大豆は佐賀県産を使っている。大豆を一晩水に浸して納豆菌を振り掛け、容器に入れる工程をすべて手作業で行い、「菌は生き物なので、一つ一つの工程で人の目で状態を確認している」と正史さん。20~24時間の発酵の工程でもふたを開けて確認しており、状態が良くないものは廃棄する徹底ぶりだ。

 こうしてできあがった納豆は豆がしっかり食べ応えがあり、粘りが強い。「そのまま食べても十分おいしい」という納豆に味を添えるタレは、納豆を引き立たせるよう甘めのものを、神戸市の業者に特注している。

 これら自慢の商品を広く知ってもらうため2008年にネットショップを開設した。徐々に注文が増え、ヤフーショッピングストアや楽天市場などへも出店。納豆のほかテングサから作るところてん販売でも実績を上げ、売り上げの3~4割をネット販売が占めるまでに。正史さんは「また買いたいというお客さまの反応、評価が励みになっている」という。

 社員23人のうち10人ほどが工場で品質に目を配り、正史さんの母で社長の加代子さん(59)もその1人。加代子社長は「他メーカーにまねできない商品を作っているという自負がある。これからも自慢の商品を全国のお客さまに届けたい」と話している。

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