みやビズ

2018年5月20日(日)
フードビジネスの今

県産果物でアスリート支援 ひょっとこ堂(高鍋町)、エナジーゼリー開発

2017/03/15
ひょっとこ堂とユニバーサルフィールドが共同開発した「宮崎エナジーゼリー」

ひょっとこ堂とユニバーサルフィールドが共同開発した「宮崎エナジーゼリー」

 高鍋町の水菓子店「ひょっとこ堂」(田中陽一社長)と宮崎市のスポーツイベント企画会社「ユニバーサルフィールド(UF)」(髙木智史社長)は、アスリート向け補給食「宮崎エナジーゼリー」を共同開発した。糖質を穏やかに取り込める「低GI」タイプもあり、健康への意識が高い関東や関西のアスリートを中心に人気が広がっている。


 県産のマンゴー、日向夏ミカン、ブルーベリーの果汁を使った三つの味があり、県産蜂蜜、きび砂糖、寒天が原材料。1個40グラムで100キロカロリーを補給できる。価格は1個220円(税別)。低GIタイプはブルーベリーの代わりに平兵衛酢(へべす)があり、1個250円(税別)。

 県産フルーツのゼリー菓子などを作っている田中社長は、繁忙期の夏以外に売り上げを確保できる商品を模索。町内であったスポーツイベントで髙木社長と出会い、「県産食材とスポーツランド宮崎の魅力を一度に発信できる安全安心な食品を作り、地域に貢献しよう」と意気投合。

 髙木社長のアドバイスでマラソンや未舗装の山道を走るトレイルランなど、過酷な環境下でも携帯や開封が簡単なパッケージの大きさや形などを研究。UFのイベントで試作品を配って感想を集めるなどして商品開発を進めた。

 糖分を一度に多く取ると血糖値が急上昇し、それを抑えるためインスリンが大量に分泌されて低血糖状態になる「インスリンショック」の課題についても検討。人によってはパフォーマンスの低下を招くリスクがあるため、甘味料をきび砂糖や蜂蜜からリンゴに差し替え、血糖値の上昇をゆるやかにする「低GI」をラインアップに加えた。

 昨年秋には、県内の食品関連事業者が県産素材で開発した新商品を持ち寄ったコンテストで準グランプリを獲得。各社がおいしさを追求する中、エネルギー補給という機能性に注目したアイデアが高く評価された。

 商品は両社の店頭などで購入できる。田中社長は「県産素材の新たな活用法としてアスリートの声をしっかり聞き、よりニーズに適した商品を開発したい」。髙木社長は「風邪で食欲がないなど、スポーツ以外でも食べてもらえるよう改良し、普及させたい」と話している。

アクセスランキング

ピックアップ