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2018年4月24日(火)
フードビジネスの今

アスリートの「食」支援 綾の料理人 キャンプ地魅力向上へ

2017/02/17
綾てるはの森の宿でJ2町田ゼルビアの昼食を準備する伊東丞さん<br />

綾てるはの森の宿でJ2町田ゼルビアの昼食を準備する伊東丞さん

 サッカーや野球など多くのプロ、アマチュアチームが合宿を行っている宮崎県の綾町で、宿舎の料理人らが、食の面からアスリートを支援しようと民間の資格を取得した。年齢や種目などに応じ最適な食事を提供するための知識を身に付けるもので、キャンプ地の魅力づくりにつながりそうだ。

 この資格は「アスリートフードマイスター」で、取得者数は全国で約9300人(1月末現在)。専門性により3段階あり、3級はスポーツに打ち込む家族を支える人などが多く、最高の1級はプロ選手を支える指導者や栄養士らも。アスリートに合わせた食材の選び方や、選手の体づくりに応じた献立の立て方などを身に付けることができる。

 綾町はスポーツキャンプの実績が318団体(2015年度)に上る。選手の要望に応じようと、町産業活性化協会が運営する「綾てるはの森の宿」「綾川荘」「綾町ふれあい合宿センター」の料理人5人が相次いで3級を取得した。

 資格を取るには10時間程度の講習を受け、試験に合格しなければならない。15年に最初に取得した綾てるはの森の宿の料理長、伊東丞(すすむ)さん(38)は「アスリートの食への意識が高まっており、専門的な知識を身に付けたかった」と語る。

 同施設で12日まで春季キャンプを行ったサッカーJリーグ2部(J2)の町田ゼルビア。近藤安弘広報課長は「食のバランスや食べるタイミングが大切。選手が疲労した時に食べやすく必要な栄養が摂取できるメニューを出してもらうなど、細かな要望にも対応してもらえるので助かる」と語る。伊東さんは「スポーツ選手を受け入れる宿泊施設が徐々に資格を取り始めている。さらに上の級を取りキャンプ地の付加価値を高めていきたい」と意気込んでいる。

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