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2019年7月19日(金)
フードビジネスの今

放置果実をジャムやシロップに 

2015/07/27
試行錯誤して開発したヤマモモと梅のシロップ、梅ジャムを手にする岡田さん

試行錯誤して開発したヤマモモと梅のシロップ、梅ジャムを手にする岡田さん

 日之影町の集落支援員、岡田原(もと)史(し)さん(28)は地元で収穫されずに放置されているヤマモモや梅を買い取り、ジャムやシロップを開発。道の駅「青雲橋」や町内のイベントで販売予定だ。パンや肉料理のソース、ヨーグルトなどに相性抜群の商品で、岡田さんは「未利用の果実を生かしたかった。日之影の旬の味を楽しんでほしい」としている。

 町内各家庭の庭先で実るヤマモモや梅は高齢化で収穫する人が減り、廃棄されるものが増えていると感じた岡田さん。何か有効活用できないかと模索し、素材の魅力を生かせる無添加の梅ジャム、ヤマモモと梅のシロップを思いついた。各集落を回り、余ったヤマモモと梅を購入。今春から追川上集落の加工場で試行錯誤を重ね完成させた。

 愛らしい果実のイラストを自身で手書きしたラベルには、ブランド名を「旬果工房てらす」と刻印。日之影の旬の食材を照らすという意味と、町に多い棚田の英語訳ライステラスから名付けた。

 岡田さんは6年前に千葉県から同町に移住した。町外出身者の目線で「いいもの」を発掘し、住民目線で「日之影の将来のために」と加工品による地域活性化を計画。今後は桃やクリ、ユズなどを使った商品開発も視野に入れ「特に未利用資源に光を当て、加工品で日之影の魅力を県内外に発信したい」と意気込んでいる。

 小売価格はシロップが各500円、梅ジャムが600円前後になる見込み。問い合わせは町観光協会(電話)0982(78)1021

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